エルトン・ジョン。
やはりカーペンターズと同じくらいの時期に一世を風靡したシンガーソングライターですが、今でもまだアルバムをリリースし続けてますね!
この「Your Song」という曲も、Aメロの1小節目だけでもう「持っていかれる」感のある特別な曲です!
なんなんでしょうね!?
メロディというのは基本的に、起承転結で美を表現するものです。それなのに、「起」の部分だけで、わずか1小節だけで心の琴線を掴まれてしまう。
これには音楽の不思議を感じずにはいられません!
歌詞の影響があると思われます。「Your Song」は、彼女への想いを綴ったすごくストレートなラブソングです。英語の得意でない私たちは、歌詞の内容がよくわからないのですが、なんとなく歌声の響きだけで、「彼女に向って優しく語り掛けている、微笑みかけている」という雰囲気が想像できてしまいます。
「歌詞のパッションが美しいメロディを引っ張ってくる」という感覚があるのです。
名曲の中には、「この曲には魂を感じるなぁ」なんて思うときがありますよね。
そういう曲は大抵、「歌詞のパッションがメロディを引っ張っている」という感じの曲です。
作曲家の中には、「歌詞はどうでもいい」「歌詞はテキトウでもいい」と考える人がいるのですが、本当に人の心の琴線を掴みたいなら、その考えは改めないといけなそうですよ。
#エルトン・ジョン