レズセックス官能小説「アイドル同士の恋」
- 管理人
- 6月25日
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更新日:6月28日

「アイドル同士の恋」
あらすじ
「黄金コンビ」の友情が、新たな感情へと変化する。アイドルとしての制約の中で、二人は秘密の関係を育み、互いの存在の貴さを実感する。夜風の中、手をつなぎ、心はひとつに。
楽屋はいつものように賑やかだった。アイドルグループ「ルミナス」のメンバーたちは、次のステージに向けてメイクを直し、衣装を整えていた。その中でも、特に注目を集める二人の存在があった。センターを務める美咲と、彼女の親友である亜美だ。二人はデビュー以来、常に一緒に行動し、ファンからは「黄金コンビ」と呼ばれていた。
「美咲、そのリボンの結び方で大丈夫?ちょっと緩くない?」亜美が鏡越しに美咲の背中に近づき、彼女の髪飾りを直しながら言った。美咲は亜美の手が自分の肩に触れる感覚に、いつもと違うドキドキを感じた。それは単なる友情以上の、何か新しい感情だった。
「うん、ありがとう。亜美はいつも助けてくれるね」美咲は笑顔で返したが、内心では自分の心臓の鼓動が早くなっていることに気づいていた。亜美の指先が自分の肌に触れるたびに、体が熱くなるのを感じた。
「当たり前じゃん、私たち親友だし」亜美は軽く肩をすくめながら、美咲の横に並んで鏡を見つめた。二人の姿はまるで双子のように似ており、ファンからは「鏡像コンビ」とも称されていた。
しかし、その友情は最近、微妙に変化しつつあった。美咲は亜美とのスキンシップが、ただの友情の範囲を超えつつあることに気づき始めていた。亜美の手が自分の腰に回されるたび、彼女の息が自分の耳元にかかるたび、美咲の体は自然と反応していた。
「ねえ、美咲。今日はステージ終わったら、二人でご飯行こうよ。久しぶりにゆっくり話したいな」亜美が突然提案した。美咲は驚きながらも、その誘いを断る理由が見つからなかった。
「うん、いいよ。どこに行きたい?」美咲は亜美の顔を見つめながら答えた。亜美の瞳はいつも以上に輝いて見え、美咲は思わず視線をそらした。
ステージはいつも通り大盛況だった。ファンたちの歓声が耳に響き、メンバーたちは一丸となってパフォーマンスを繰り広げた。しかし、美咲の頭の中は亜美との約束でいっぱいだった。ステージ中も、亜美の動きが気になって仕方がなかった。
「美咲、大丈夫?ちょっとぼーっとしてるよ」ステージが終わり、楽屋に戻ると、亜美が心配そうに声をかけた。美咲ははっと我に返り、苦笑いを浮かべた。
「ごめん、ちょっと疲れてるのかも。でも、亜美とのご飯楽しみにしてるから」美咲は亜美の手を軽く握りながら言った。その瞬間、亜美の瞳が一瞬揺らぎ、美咲は自分の行動に気づいて慌てて手を離した。
「そ、そうだね。じゃあ、準備できたら連絡するね」亜美は少し動揺した様子で笑顔を作り、楽屋を出て行った。美咲は自分の手を見つめながら、今起こったことに戸惑いを覚えた。
夜になり、二人は静かなカフェで向かい合って座っていた。店内は柔らかい照明に包まれ、外の喧騒から隔離された空間だった。美咲は亜美の顔をじっと見つめ、自分の気持ちをどう伝えればいいのか悩んでいた。
「ねえ、美咲。最近、何か変わったことあった?」亜美が突然切り出した。美咲は驚きながらも、正直に答えることにした。
「うーん、特に何も……あ、でも、亜美とのスキンシップが、なんか前と違う気がする」美咲は照れくさそうに笑った。亜美は目を丸くし、しばらく黙り込んだ。
「そうなの?私も、なんか最近、美咲と触れ合うと、ドキドキしちゃうんだ」亜美は正直に打ち明けた。美咲は胸が高鳴り、思わず亜美の手を握り返した。
「私も……亜美と触れると、体が熱くなるの」美咲は亜美の瞳を見つめながら、自分の気持ちを素直に伝えた。亜美は美咲の手を握り返し、柔らかく微笑んだ。
「美咲、私たち……これって、もしかして……」亜美は言葉を途切れさせ、美咲の目を見つめた。美咲は亜美の気持ちを理解し、うなずいた。
「うん、私たち、レズに目覚めちゃったんだと思う」美咲は亜美の手を強く握りながら言った。亜美は美咲の言葉に安堵し、思わず涙ぐんだ。
「でも、私たちアイドルだし、こんなこと誰にもバレちゃいけないよね」亜美は現実を思い出し、少し不安そうに言った。美咲もうなずき、亜美の手を優しく撫でた。
「大丈夫、私たちだけ的秘密にしよう。誰にもバレないように、二人だけの時間を大切にしよう」美咲は亜美の瞳を見つめながら、静かに宣言した。亜美は美咲の言葉に安心し、彼女の肩に頭を寄せた。
「うん、そうしよう。美咲、私、あなたのことが大好きだよ」亜美は美咲の肩に顔を埋めながら、囁くように言った。美咲は亜美の言葉に胸がいっぱいになり、彼女の背中を優しく抱きしめた。
「私も、亜美のことが大好きだよ。これからも、ずっと一緒にいよう」美咲は亜美の耳元で囁き、彼女の髪を優しく撫でた。亜美は美咲の腕の中で安心し、二人は静かなカフェの中で、誰にもバレない秘密の関係を育み始めた。
その夜、二人はカフェを出て、夜風の中で手をつないだ。街の灯りが二人の姿を優しく照らし、まるで世界が二人だけのものになったかのような錯覚に陥った。美咲は亜美の手を握りしめ、彼女の存在が自分にとってどれほど大切かを実感した。
「亜美、これからもよろしくね」美咲は亜美の瞳を見つめながら言った。亜美は美咲の言葉にうなずき、彼女の唇に軽くキスをした。
「うん、よろしく。美咲、愛してる」亜美は美咲の唇に触れながら、静かに囁いた。美咲は亜美のキスに身を任せ、二人の心はひとつになった。
その瞬間、二人はアイドルとしての制約や世間の目を忘れ、ただ互いを求め合う二人の女の子に戻っていた。夜風が二人の髪を優しく撫で、秘密の関係は静かに、しかし確実に深まっていった。