男性に朝勃ちという現象があるのはなぜ?
- れな
- 6月21日
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男性の多くは、朝起きがけの時間にペニスが自動的に勃起を催します。えっちなことを考えていなくてもペニスが大きくなります。この現象は朝勃ち(あさだち)と呼ばれています。
なぜこのようなことが起こるのでしょうか?
人を生への関心に駆り出すため。
人間は基本的に、ただ起きて仕事をして(食を得て)寝て、というサイクルの味気なさには耐えられません。何らかの快楽か、または義務に尻を叩かれないと、「起きて今日も生きよう」という気持ちを持続することは難しいのです。人の精神が1次元のとき、それは「家族を養わなければならない」といった義務感のみに支えられています。2次元に達し快楽を知ると、「楽しいことをしたい」「セックスを得たい」という動機から生を営もうとしはじめ、そこに笑顔が生まれます。
快楽がなければ、人は精力的に生きようとはしないのです。そしてセックスは、どんなに原始的な文明にも備わっている快楽です。
朝勃ちがなぜそこに関連するのでしょうか?
朝勃ちが2人に快感を促す。
本来、人は女性のほうがセックスが好きでした。セックスに積極的でした。
その女性は硬いペニスが好きです。硬いペニスはセックスの快感を連想するので、それを見るだけでも興奮を覚えます。
「夜這い」という言葉があります。夜、男性が女性の寝込みを襲う意味です。しかし元々、寝込みを襲っていたのは女性の側でした。夜這いではなく朝這いですが。
女性にとって寝込みを襲われるのは嫌なことです。しかし、優しくペニスを撫でるだけなら、男性は嫌には思わず、それで目を覚まし、セックスがしたくなります。2人の朝は苦なく始まります。
人は朝起きるのが辛いものですが、男女の生にはこうした選択肢もあるのです。
セックスが好きな女性は、彼のペニスを愛撫しているだけでも興奮して膣が塗れます。本来女性は、彼に前戯をされなくても、自分が前戯を施すことで挿入される準備が整うのです。
セックスの快感を得ることで2人は目が覚めます。「さぁ今日も生きようか」となります。
セックスを激しく行いすぎると、疲れて眠くなります。男性は射精に達すると眠くなってしまいます。朝起きがけのセックスは濃密すぎないように自制しなければいけません。
男女はセックスにおいて、自制を覚えなければいけません。
彼女は、彼氏の横で眠っていると、彼氏のペニスが朝勃ちしたことに気付けます。だから女性は彼氏の横で寝たいという願望を抱くようになりました。
朝一の活動は生産的なものでなくてもかまわない。
朝起きて最初にする活動がセックスでは、罪悪な気がしてしまいます。しかし、そんなことはありません。
やるべきことをちゃんとやるのであれば、順番はどうでもかまいません。
ヒンドゥー教は朝からヨガを行うことを教えてきました。禅は朝から座禅瞑想することを教えてきました。ヨガも座禅瞑想も家族に朝ごはんを与えられる行為ではなく、つまり生産的な行為ではありません。
ヒンドゥー教も禅もセックスを肯定する流派ですが、起きがけの活動が狩猟である必要はないと、遠まわしに説いてきたのです。
性欲が満たされていると、人は無暗に快楽を欲しがらない。
このように、人は本来、朝からセックスに励みでもしながら快楽欲求を満たせばよい生き物でした。
セックスの扱いがどんどん下手になっていき、抑圧が増していきました。
すると性的快感以外に快楽的ニンジンが必要になってきました。そしてファッションや遊園地、テレビゲームなど様々な快楽を考え、それを生み出すことに労働や金銭の多くを割くようになってしまいました・・・。人は現代、お金を稼ぐことに四苦八苦しています。労働の長さに四苦八苦しています。それは快楽を生活の中に数多く欲するからに他なりません。
セックスを正常に楽しめていれば、こんなに快楽を欲することもなかったのです。お花畑の彩りに興奮する程度で充分でした。