アカシック・リーダーを名乗る霊能者に人生相談をしたくて追いかけた、なんて経緯のあるスピリチュアリストは少なくないでしょう。
アカシックレコードとは?「すべての情報」でもない
アカシックレコードとは、一般的に、「宇宙に関する全ての情報が蓄積された、フロッピー・ディスクのようなもの」「壮大な宇宙図書館」などと解説されています。
すると、「アカシック・リーダー」(アカシックレコードをリーディングする者)を名乗る霊能者がすごく崇拝されたりします。
こうした印象は、アカシックレコードに対して大げさな評価をし過ぎています。
宇宙の情報網であることはその通りなのですが、「すべての情報」というほどでもありません。
インターネットと大差ない。誤った情報も多い。
アカシックレコードは、インターネットと同じようなものです。
インターネットは私たち人間の情報や噂話の蓄積物ですが、アカシックレコードはガイド霊たちによる情報や日記の蓄積物です。
個人の情報に対して、宇宙人類の日記の情報量は膨大なものですから「宇宙図書館」などという表現にもなりますが、インターネットと同じように、その情報は完全ではありません。
ガイド霊たちは、自分の主人(あなたや私たち)の人生を通して見たものを、アカシックレコードに書き込んでいきます(比ゆ的に)。それは他のガイド霊たちも参照することが出来ます。
しかし、主人が見たものはあくまで断片的にすぎなかったり、ガイド霊が分析した結論が浅はかなこともあります。
アカシックレコードは別に、「真理の羅列」ではないのです。
およそ誰でも、アカシックレコードに繋がれる。
そして、アカシックレコードとは別に特別なものではありません。
チャネリングが出来るなら、およそ誰でもアカシックレコードに繋がることが出来ます。
あなたのガイド霊は、あなたの人生外の情報を検索して教えてくれるのですから、つまりあなたもアカシックレコードにアクセスしているのです。
「アカシック・リーダー」などと名乗る人は、自分を誇張して見せたいのです。
そして、アカシックレコードが何であるか、よくわかっていません。
アクセスできる情報には個人差がある。
会社の資料の中には、課長以上の管理職しかアクセスが許されない情報があるでしょう。
さらには社長や会長しかアクセスが許されない最高機密情報もあるでしょう。
それと同じように、アカシックレコードにもアクセスできる情報に個人差があります。
ざっくりと言えば、次元の高いガイド霊ほどより広い・深い情報にアクセスできます。ガイド霊の次元の高さは、主人(あなた)の次元の高さに大体比例します。
次元の低いガイド霊は、「きちんと家庭を持って社会の義務を果たすべき」と教え、次元の高いガイド霊は「家族の枠に収まらず、広く人の役に立つべき」と教えます。そのような感じです。
古い時代の霊能者が「家庭を守りなさい」と保守的なことばかり言うのは、そのためです。
たとえば12次元・ペールコーラルの「博愛的セックス」の概念について、ほとんどの人のガイド霊はこういうことには触れません。過去世で12次元を超越した実績のある人や、今生でこのテーマに取り組むべき段階の人にだけ、こういう話をします。
あなたの視野が広がれば広がるほど、ガイド霊はより多くの「ぶっちゃけ話」をするようになります。
アカシックレコード・リーディングとは、要はチャネリングです。
こういう仰々しい言葉を使うチャネラーには、ものを尋ねないほうがよいです。レベルの低い、誠実でない人です。