人は、何かを得たいならそれを得るための行動をすべきです。
しかし、「お金が欲しい!」と企てて行動すると、騙されて散財することが多いものです。
社会がそういう仕組みで動いていることに気づきましょう。
「大金が欲しい」「楽して稼ぎたい」は危険
「引っ越ししたいから、まとまった大金が欲しいな」とか、「仕事って面倒だな。楽して稼げる方法はないかな」などと考えて暮らしていると、だまされすいです。
ネットサーフィンも人との出会いも、そういう情報に飛びついてしまうでしょう。FXのワークショップに参加してしまったりするでしょう。
その起業アドバイザーは、本当にあなたが儲かるまで面倒をみてくれると思いますか?
あなたからワークショップの会費を徴収したら、もうどうでもいいと思っているのです。
お金稼ぎの方法をレクチャーしようとする人は、誠実な人はいないです。あなたのことを親身に思ってはいないです。
肝心な時に相談せず、失敗する人たち・・・
普段は迷ったときに私にチャネリング相談を依頼するのに、お金稼ぎに関する画策の際には、相談せずに突っ走ってしまう人がいます。「楽して稼ごうとしているのを知られるのが恥ずかしい」といった気まずさがあるのだろうと察しますが、気まずい相談をするのは、赤字を垂れ流し続けるよりはマシなのではないでしょうか?
起業や金策のアイデアを、ガイド霊はまったく示さないわけでもないです。その人のスキルや立場によっては、面白いものを提案することもあります。
ワークショップに行ったって、ビジネスは難しい
起業ワークショップに足繫く通ったところで、ビジネスというのは難しいのです。
自分のビジネスが上手くいった人が「頑張れば上手くいくんだよ」などと自信満々に語っているだけで、同じように頑張っても上手くいかない人も大勢います。頑張ったから上手くいったのではなく、腹黒いことをしているから上手くいっている人が大勢です。腹黒いことをしたって上手くいかないこともあるのです。
本当にビジネスのことをわかっている人は、「あなたも起業しよう!」などと積極的に言ったりしません。ビジネスの大変さをわかっていますから。
人に気軽にビジネスを勧めるのは、勧めることによってその人にマージンが入ってくるか、自分がたまたま成功しただけで客観的なビジネスハウツーをわかっていない人です。
本当に誠実な人は、あなたが赤字にならないことを何よりも重要視してアドバイスします。
ビジネスの質は、昔とは変化している
自分で店を持ったりすることの質は、昔とは変わってしまいました。
昔は、自分が土地・建物を持っていたり、親から教わった確かなスキルや人脈があったりするから、お店を持ったのです。「ビジネスして金持ちになってやるぞ!」というよりも、「これが私の使命だろう」というような思いがありました。
そのため、お店を持つために、朝から晩まで働くような人が多いものでした。だから軌道に乗りやすいものでした。
2000年を過ぎた頃から、起業の観念は変わってきました。
およそ誰でも起業が出来る制度に変わってしまったので、ギャンブルのように起業する人や、起業を煽るようなアドバイザーが激増しました。「起業すれば楽してお金持ちになれる」と説く人ばかりになり、起業しようとする人はそういう考えの人ばかりになりました。
すると、「起業」ということを目論んで人付き合いや情報収集をしても、不誠実な人にばかりぶち当たるのです。起業志望者からお金をせしめようとする仲介者にばかりぶちあたるのです。「あの会合の中では誠実なほうだな」と思える人を選んで話を聞いても、致命的に不誠実なのです。
世の中がこういう人ばかりであることを把握したうえで、起業を画策すべきです。
昨今、本当に誠実で慎重な観点から起業をアドバイス出来る人など、ほとんどいません。
不動産投資の会社はなぜ熱心に説明してくれるのか?
不動産投資に興味を持って、投資説明会のようなものに赴くと、スタッフがとても礼儀正しく丁寧に説明してくれて、感銘を受けたりするでしょう。しかし、彼はあなたのことを思っているわけではないです。営業マンはとても演技が上手いです。
不動産投資の仲介業者は、仲介をすることで収益が上がるのです。あなたに都心のワンルームを紹介して契約に結び付くと、その時点で彼や会社に収益が上がります。そのマンションが3年後に倒壊してあなたが大赤字になるとしても、彼らは赤字にならないのです。だから液状化しそうなマンションだって何だって、どんどん勧めます。
たとえば、海外移住に興味のある人なども要注意です。
「バンコクに利回りの良い物件があるんです!」「バリの物件は日本の半値です!」などと勧められると、移住に興味のある人は飛びついてしまいやすいです。しかし儲かるとはかぎらないのです。
専門家は信用できる、とは限らない
ワークショップの起業にせよ、不動産投資にせよ、専門家に相談するのが一番信用できるとはかぎらないのです。
不誠実な人が多く、ギャンブル要素が強いものだと理解したうえで、それに屈しない人もいるでしょう。それならビジネスを画策するのもよいのかもしれません。
しかし、あなたは彼の真似をすることが向いているのでしょうか?