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「子育てがしたい」と思ったときに

人生のあるとき、ふと「子育てがしたい」という慈愛が湧くこともあるでしょう。または幼い頃から「お母さんになりたい」という憧れの強い人もいるでしょう。

そう思ったとき、一度冷静になってください。

 

 

「子供が可愛い!」だけでは子育てには適していない

社会の中で子供の虐待めいたニュースを見たとき、「私は小さい子が可愛いわ。私だったら絶対そんなことしないのに!」と思うでしょうか。

しかし「子供が可愛い!」という感覚は、親になる条件としてはまだ道半ばです。

「子供が可愛い!」という感覚で子を持つと、子を溺愛してしまいがちです。過保護にしすぎてだらしない子になってしまったり、心配性すぎて毒親になってしまったりします。

 

SNSで、子を溺愛する様子を可愛い写真もりだくさんで投稿する人がいます。「愛を感じて幸せ!」などと書いていて、尊敬したくなりますが、こういう母親は「溺愛」にすぎず、子育てが上手くない傾向です。

 

 

母性愛と父性愛、両方が必要

子育てには、母性愛と父性愛、両方の愛情のカタチが必要なのです。

父親と母親、という意味ではありません。

母性愛とは、面倒見のよい愛情です。

父性愛とは、厳しくしつけたり突き放したりする愛情です。

 

「母親になりたい!」「母親が楽しい!」という意欲に目覚めた女性は、母性愛一辺倒なことが多いです。父性愛の観点が乏しく、子供を過保護にしすぎて、だらしない、軟弱な子にしてしまいます・・・。

 

 

社会が見えていますか?

子を産んでから「社会がケアしてくれない!」と不満を言う親が多すぎます。

あなたの地域には充分な保育園の受け皿があるのでしょうか?

あなたたち夫婦は子供2~3人を大卒まで面倒みる経済力の見込みがあるのでしょうか?

あなたの地域はベビーカーの親子に優しいのでしょうか?

 

こうしたことを考慮もせず子を産んでしまうのは、あまりにも浅はかです。

親としての責任感が、あまりにも欠けています。

 

 

「子が可愛くて仕方ない」を卒業していたほうがいい

子供を産み育てたいなら、「子が可愛くて仕方ない!」といったペットを溺愛するような感覚を、卒業してからのほうがよいです。

可愛いペットを見るような目で子供を見ていると、必ず過保護にしてしまいます。過保護というのは良い愛情ではないのです。子供が自立できなくなってしまいます。

 

ちなみに、ペットを溺愛するような人も子育てに向いていないです。

 

 

社会経験を経て、管理職を経てからのほうがよい

では、どんな女性が子育てに向くのでしょうか?

専業主婦になりたがらずにたくましく労働をし、さらに、管理職を経たような人がよいです。

部下を厳しく叱れるようになって、「面倒見も、厳しさも、両方大切ね」ということを深く理解したような人が、子育てに向きます。

部下を叱れないような人は、子育てに向きません。子供も甘やかしてしまうからです。

 

 

寝ずに看病する慈愛と、病人を置いて仕事に行く厳しさ

親になりたいなら、まずは夜中も寝ずに子供の看病をしてへこたれないくらいの、慈愛が要ります。「乳児が夜中寝てくれない」といったことはあちこちで耳にするはずのに、その覚悟もなく子を産み、愚痴ったり滅入ったりするのは、責任感が無さすぎます。

そしてそれくらいの慈愛を持ったうえで、3歳の子が風邪をひいても留守番をさせて仕事に出る、というくらいの厳しさを持ったほうがよいです。そういう厳しさによって、子はたくましく育つのです。

 

「昔の母親は、子が風邪をひいても仕事を休まなかった」といった話を、聞いたことがあるのではないでしょうか?

それでも子供は育っているのです。

 

 

「除菌」を気にしすぎる人は子育てに向いていない

「哺乳瓶は抗菌仕様の高価なものでなければ!」といったように、「除菌」「抗菌」といったことに過敏な人は、子育てに向いていません。

子供は、適度に菌に触れながら免疫を付け、強くなっていくものです。

こうした知識は、ある程度本などを読んでいれば容易に身に着くものです。「抗菌の高価なベビーグッズを買わないと!」と考えているママたちは、本を読まずに雑誌の宣伝記事にばかり目がいっています。

「砂場で遊んじゃダメ」などと言う人も、子育てに向いていません。

 

 

父親と似た子が生まれてくることを覚悟しよう

子の魂は、親の精神性に呼応します。

一般的に、妊娠したときの母親の感性に呼応します。それが女の子なら母親に似た精神性の女の子の魂が宿りやすく、男の子なら父親に似た精神性の魂が宿りやすいです。

多くの女性は、彼がちょっとブラックな営業で高収入を得ていても、気にしません。自分の夫がちょっと腹黒い人であることはわかっているでしょう。

男の子を身ごもるなら、そういう精神の男の子が生まれます。

父親が粗野なら、粗野な男の子が生まれます。

お酒や肉ばかり好んで臭いなら、そういう男の子が生まれます。

美意識の乏しい醜い容姿の夫なら、そういう男の子が生まれます。

夫を愛していない妻は、子が夫の写し鏡なので、子育て生活が苦痛になります。

これが「カルマの法則」です。

 

「夫の収入が高ければ子育てが楽だ」と考えて高収入な男性と結婚したがる女性が多いのですが、その考えはまったく間違っているのです。

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