top of page

ガイド霊は真実を告げるとはかぎらない

チャネリングを求めるにあたって、「それが真実かどうか」にはあまりこだわらないほうがよいです。

 

 

「真実」よりも「どうしてほしいか」をガイド霊は伝えたがる

まず、記事の要点から書きます。

ガイド霊たちはチャネリングにおいて、「物事の真実」よりも「あなたにどうしてほしいか」を重要視して伝えます。場合によっては嘘の理由を告げることがあります。

 

それは、誰にチャネリング依頼をしても同じです。自分でチャネリングしても同じです。

 

 

恋愛のケースでは・・・

一番多いケースが、恋愛です。

「Aさんのことが好きなのですが、アタックすべきですか?」という相談に対して、ガイド霊は「NO」と答えたとします。

そして理由として、「Aさんはすでに恋人がいるからやめておいたほうがいい」と添えたりします。

この「恋人がいるから」が真実でないケースもあります。

 

なぜ「恋人がいるから」と告げたのか?

あなたにとって、その理由が最も、あきらめに繫がりやすいだろうとガイド霊は考えるのです。

 

 

「誠実じゃないから」ではわかりにくい

Aさんを勧めない理由が、本当は「あまり誠実な人じゃないから」だったとしても、「あまり誠実じゃないからやめておきなさい」ではわかりにくいことがあります。

彼女に対して演技の上手い男性はいて、「結婚してから彼の本性を色々知った!」と嘆く女性も多いわけです。少々の付き合いでは「なるほど、誠実じゃないわ」と納得できなかったりします。

しかしいったん恋愛関係になってしまうと歯止めの利かない女性も多いものです。恋愛経験が少ないまま30歳近くなると、ちょっといいなと思ったらすぐ結婚に踏み切ってしまったりしますよね。

そうなると取り返しがつかなくなるので、「恋人がいるからやめておきなさい」「結婚しているからやめておきなさい」と告げるようなことがあります。

 

 

恋愛をたくさんと経験すると、「親心」がわかってくるでしょう

恋愛をたくさん経験すると、男女の関係性がとても複雑なものだと痛感してきます。

腐れ縁みたくなってしまって離れられなくなり、お互いの人生を阻害してしまったりします。

「今この子は、あの彼と腐れ縁になったらまずいよな」といったことが、親や先輩の立場から見れば察せられることがあるでしょう。たとえば音楽の専門学校に入ったばかりの女の子が、バンドマンに恋をしたときなど。

 

すると識別の肥えている人は、2歩も3歩も先回りして、「その恋は踏み入れないほうがいいと思う」と言いたくなったりします。

恋心を尊重したい気持ちもあり、「でもその男はダメだ!」と思ったりします。

 

しかし、恋をしている若い女性当人には、なかなかそれがわからないものです。

 

 

似たようなことが色々ある

恋愛以外にも、似たようなことが色々ある

なぜ今は仕事を辞めないほうがいいのか、説明したところでピンとこないことはたくさんあります。それなら納得しやすい嘘を言ったほうが簡潔だ、ということもあります。

 

 

低次のガイド霊ほど嘘が多い

傾向として、低次のガイド霊ほど嘘の数が多く、高次のガイド霊ほど嘘が少なくなります。

これは、学校の先生をイメージするとわかりやすいです。

 

たとえば、小学校の社会の授業では、「政治家は国民のために国会でルール作りをしています。私たちは法律に従って、調和のとれた社会を造りましょう」と教えるのが妥当でしょう。

しかし高校や大学の社会の先生は、「体制を疑え!政治家なんか不正ばかりなんだから、政治や法律に服従して生きるのは愚かだ!君たちは自分の頭でもっと考えるんだ!」などと、ソリッドなことを言う人もいます。

しかしそれは、小学生的な基礎をわかった人たちに、諭すべき話です。

 

 

どのみち真実はわからない

そして、どのみち真実はわかったものじゃないのです。

たとえば、ガイド霊が「彼は浮気をしている」と告げたとします。あなたは一世一代の勇気を振り絞って、「もしかして、浮気してるの?」と彼に尋ねます。そこで「いや、浮気なんかしてないよ!」と彼が言うとしても、ガイド霊が嘘をついたとはかぎりません。

彼が懸命に嘘をつき続けている可能性だってあります。

 

裁判に持ち込んだところで、彼の嘘を暴けないことだってあります。

他人の行動や思いに関する真実は、結局は突き詰めることが不可能です。

 

また、森羅万象の現象についても、真実を究明することは不可能です。物理学者とて、すべての真実がわかるわけではありません。

ガイド霊たちは、物理学者以上の粒子レベルの理解を持っていますが、ひょっとすると宇宙には、さらにミクロな世界が広がっている可能性だって、ないとはかぎりません。

 

「世界の真実を知りたい」という思いから霊的な視野を持つのは良いことなのですが、霊的な視野を持ってもなお、究極の真実を知ることには限界があります。「そういうものだ」と受け入れるしかありません。

 

 

「何をさせたいのか、何をさせたくないのか」を汲んで

なので、チャネリングでガイド霊の見解を得たいときは、「要点」にフォーカスすべきです。

要はあなたに何をさせたいのか?何をさせたくないのか?

 

「今の仕事を辞めたほうがいいんだな」「辛いけどとにかく続けたほうがいいんだな」

理由は複雑だったりするので、その要点が大事なのです。

離婚をしたほうがいい理由は、「彼が風俗通いしているから」は嘘かもしれません。「とにかく離婚したほうがよいんだな。大変だけど離婚したほうがよいんだな」と要点を汲むことが重要です。

 

対面カウンセリングでは特に、時間が豊富にあることから、「どうして彼をあきらめなきゃいけないの?不誠実っていうけどどの辺がどう不誠実なの?」と延々と問い詰めてくるような人がいます。それはヤメていただきたいのです・・・(汗)

 

 

元々、啓示とはもっぱら、行動を示すだけのものでした。

「種を植えよ」とか「山の向こうまで旅をせよ」とか、ガイド霊たちは一方的に行動を示すだけでした。

今でも、霊能者のところにチャネリング相談に行っても、「何々せよ。以上です」で終わってしまうことも多いでしょう。

私自身が論理的思考なので、「なぜそうなのか?」という部分を大切にしたい思いがあります。コラムについてもなるべく理詰めで書こうと気を付けます。

しかし、限界があるのです。

関連記事

すべて表示

ミントグリーンの世界に行くために頑張る!ではない

ミントグリーンという新しいオーラについて、ミントグリーンをメインテーマとした新しい世界についての記事を書きました。 しかし、「この色のオーラのことを気にする必要もない」と書きました。     そういう感性の人が集まればよいだけ...

結婚すべき人としなくていい人がいる?

一般社会を生きていると、「30歳くらいまでには結婚すべきだ」「結婚してこそ一人前だ」「子を産んで人口を支えるべきだ」といった価値観を聞かされます。そして「私も結婚をしなければ!」と焦っている人もいるでしょう。 しかし霊的な視点から言えば、結婚すべきでない人も大勢います。  ...

bottom of page