マッサージは、とても好む人とまったく利用しない人とに大きく二分するでしょう。
マッサージとはどのようなものなのでしょうか？
簡潔に言えば、「小さな運動」
マッサージというのは、とても簡潔に言えば「小さな運動」です。
普通の運動は自分で体を動かして行いますが、マッサージは人の手を借りて運動をするようなものです。
運動をするのと同じように、筋肉が摩耗したり血流・リンパの流れがよくなったりします。汗をかいたりカロリーを消耗したりします。
マッサージは、体にとって良いものと言えますが、扱い方に少し注意が必要です。
そして「適した扱い方」について、専門家すらあまり理解していないのが難点です。
簡単に筋肉運動が出来る
マッサージのメリットは、簡単に筋肉運動が出来ることです。
人にマッサージをしてもらうと、「運動しなくちゃ」という力みも苦労も感じずに筋肉運動が行えます。
そして肩こりやふくらはぎのむくみを解消したりできます。
たとえば、体の不自由な老人や病人にとって、ベッドにいながらにして筋肉を使う・鍛えることができます。血流やリンパを促し、汗をかくことができます。
また、頭や首など、筋肉運動をしづらい部位も、マッサージしてもらうことによってほぐしたり鍛えたりすることが出来ます。
揉みかえしに気を付けて！
マッサージのデメリットも、「マッサージが筋肉運動であること」です。
そのため、特に強めの圧のマッサージを受けると、翌朝むしろ痛みを感じたりします。ベッドから立ち上がれないほど痛い、ということすらあるでしょう。
運動は大切なことですが、「適度な運動」がどの程度であるかは、個人差が大きいものです。
運動の趣味がありとても筋肉の発達している人は、マッサージを受けても「揉みかえし」で苦しむことはあまりないはずです。
しかし筋肉の弱い人ほど、「揉みかえし」で苦しみやすいのです。
ですからマッサージの施術者は、受け手の筋肉量に合わせてマッサージの強さを調節すべきなのです。が、それを理解していない施術者がほとんどです・・・。
「整理運動代わり」と捉えるか、「揉みかえしが起きてもＯＫ」と捉えるか
マッサージを受けたいと思うとき、あなたは自分で、その目的を自覚しておいたほうがよいです。
激しいスポーツをした後に整理運動をするように、「体をちょっとほぐしたい」「筋肉痛を軽減したい」と考えるなら、圧の弱いマッサージをしてもらうべきです！
または、「揉みかえしが起きたっていいよ」と考えて、敢えて圧の強めなマッサージをしてもらうのも良いです。筋肉運動を、人の手によって施してもらえるわけです。そして、頭部、首、背中、腰など、運動のしづらい、自分で指圧しづらい部位は他者にマッサージしてもらうことがとても有意義です。
旅先で見つけるマッサージ屋に気を付けて！
東南アジアなど旅していると、マッサージ屋を見かけることが多いです。安い料金でマッサージが受けられます。
一日歩き疲れた後など、マッサージ屋に入ろうかな、と考える人は多いでしょう。
しかし、こうした店で行われているのはもっぱら、「圧の強めなマッサージ」です！
整理運動ではなく筋トレのようなマッサージになってしまうのです。
そのため、翌朝さらに体が痛い！ということになりがちです・・・
「ほぐす」が「筋トレ」になってしまう、ということ
マッサージは「筋肉をほぐす」「体をほぐす」と言われています。それを求めてマッサージを受けます。
しかし多くの場合、「筋肉をほぐす」のではなく「筋肉トレ」になってしまっているのです！
施術者はほぐしているつもりなのですが、筋肉の弱い人にとっては「筋繊維がぶちぶち切れて筋肉痛のような感じになってしまう」のです。
アロママッサージなどが台頭したのは、痛みにくいため
９０年代頃から、アロママッサージのような種類のマッサージ店が増え、人気を得るようになりました。それは、香りが気持ちいいからというのもあるでしょうが、痛みにくいからです。
オイルマッサージは多くの場合、優しくなでるような施術を行います。
子供の頃「意味あるの？」と感じたのは、筋肉が発達しているから
子供の頃、人からマッサージを受けても、「別にそう気持ちよくもないし、これって意味あるのかな？」「お金払ってまでして受けるようなものかな？」と感じた人もいるのではないでしょうか。
それは、全身の筋肉がかなり発達していたからだろうと思われます。そして、よく体を動かす子供だったでしょう。芝生の上を転げまわったりもしていたのではないでしょうか？
普段の生活の中で、筋トレも筋肉ほぐしも、「血流を促す」も完結していたのです。
大人になって久しぶりにマッサージを受けてみると、子供の頃よりも「気持ちいい」と感じるでしょう。
大人はどうしても、普段の生活の中でしっかりと筋肉を使えないですし、ほぐすことも出来ていないのです。だからマッサージを受ける価値が高まります。
古来は、セックスがマッサージを代用していた
古来は、マッサージというものが必要ありませんでした。それは、セックスがマッサージの機能を兼ねていたからです。
セックスを濃密に交わすなら、結構な全身運動になります。そして優しくなでられることは、筋肉をほぐしたり、リンパや血流を促すことになります。
リンパは、わきの下や股に集中していますが、バストや性器という性感帯はじっくりと愛撫されやすいため、セックスが上質なリンパマッサージになるのです。
つまり、セックスの際に相手を充分に愛撫してあげることは、相手をマッサージしてあげることにも繋がります。バストや性器を丹念に愛撫することは、リンパマッサージの理にも適っているのです。
セックスを楽しむ際に、「マッサージのようにほぐしてあげよう」という意識も持っていると、より有意義なものになります。
マッサージは、特に大人にとってとても有意義なものと言えます。
しかし、３，０００円も５，０００円も払って毎週受けるかと考えると、コストパフォーマンスとしては二の足を踏みそうです。アロママッサージは１万円以上もするものも多く、なおさら二の足を踏みます。
そのため、家族や恋人など身近な人が頻繁にマッサージをしてくれるなら、あなたはとても幸せなのです！
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