政治家や事業者、芸能人などのことを、何かのスピーチを見て「あの人は素晴らしい考えを持った人だ!」と評価していませんか?
面接で虚勢を張る学生と同じ
スピーチでの姿は、その人の本質を示しているわけではありません。
それは、大学入学や就職活動の面接でとても上手に虚勢を張る学生と同じようなものです。
学校やワークショップは、面接やスピーチの対策がものすごく徹底されていて、もはや俳優さんが完璧にシナリオを演じ切るような様変わりすら見せます。
話す内容が固定されているスピーチというのは、なおさら演じやすいのです。
スピーチ文を自分で考えてすらいない
そして、スピーチ文を自分が考えてすらいなかったりします。右腕のような人がいるのです。
立派な場であればあるほど、スピーチに任命された人の台本はチェックされ、「場にふさわしくないな」と判断されれば訂正が入るのです。
演技力や度胸については評価できるが・・・
スピーチでりりしい姿を見せているなら、演技力やステージ度胸については優秀な人でありそうです。それはそれで長所の1つです。
役者や芸能人などに求められるこうした能力ですが、言い換えると、「嘘をつくのがとてもうまい」のです。営業マンが得意とするものです。
あなたが企業なら、自社の宣伝に彼を雇うのもよいかもしれませんが、恋人にも友人にも、組織の代表にも向いた人とは言えません・・・
芸能人は演技が上手いですが、言い換えると偽善が上手いのです。
事業者、政治家などを尊敬しやすい人は要注意です。
また、芸能人を本気で好きになってしまう人も要注意です。