学校や職場では優等生である反面、家で何も家事をしなかったり、部屋がぐちゃぐちゃに汚れていたり、家族への態度が悪かったりする人がいます。
アニメのキャラにもこのような子は多く、それが個性として肯定されていたりします。
外と家でギャップがありすぎるのは良くない
しかしそのような育て方をするのも、育ち方をするのも、良いことではありません。
人は誰しも、外では少々良い顔をするものですが、そのギャップがありすぎるのは問題です。
エリート教育家庭に意外と多い
外と家でのギャップが大きい人は、エリート教育の家庭に意外と多いです。
勉強はものすごくやっていますが、そのぶん家事の手伝いもやらせず料理の練習もさせず、いつも母は夜食を運び込み、その洗い物すらしない・・・という家庭です。
また、アルバイトをさせない親もこうした考えを持っている傾向です。
とにかく学校や評価される場所での言動が良ければよく、それ以外のことで時間や労力を削ってさらに評価を押し上げようとします。
支配的になり、偽善的になり、偏った人格になる
こうした育ち方をするのは良くないのです。
支配的な大人になる傾向です。雑務は部下や他の人にやらせればいいと考え、人をこき使います。しかも偉そうにします。また、妻を家政婦のようにめとります。政治家は軒並みこういう結婚観をしています。
偽善的になる傾向です。一部だけで良い顔をしたり、善人のフリをすることが当然だと思っています。そういう駆け引きをどこでも多用します。
そして、「仕事はできるが家事はできない」といった偏った人格になる傾向です。ディベートやアイデア出しは得意だがデスクワークができない、となります。
芸能やパフォーマンスめいた事柄は得意で、生活に密着した事柄が苦手だったりします。
何もしないよりはよいのだが、こういう人が不平等を拡大しがち・・・
何の努力もしない学生よりは、学業や部活だけでもがんばって打ち込むのは良いことです。
しかし育ち方としては危ういもので、こういう人が特権階級、芸能人などなりがたり、上層と下層の分断を拡大しがちです。
もしあなたが学生なら、学業にばかり打ち込むのではなく、家庭のこともちゃんとやりましょう。部屋は自分で片づけ、食器は自分で洗い、料理もしたり、風呂当番をしたり、ゴミ出しをしましょう。
それに時間をとられて勉強時間が短くなるとしても、それで偏差値が3下がるとしても、そのほうがまっとうな大人になれます。
アルバイトもしましょう。ディズニーランドに行くもの、可愛いカチューシャを買うのも、自分で貯めたお金で楽しむのです。