バックパッカー旅をしていると、思いがけない場所で旅人と再会したりして、感動することがあります。
スピリチュアリストたちの言う「シンクロ」というものを体験しやすいです。
しかし、旅の出会いのすべてに意味があると思い込むのは間違いです!
旅人同士が出くわしやすいのは、2つの要因がある。
日本人バックパッカー同士が、バンコクの安宿で会ったのにチェンマイの安宿でもまたぱったり会った!といった体験をしやすいのは、2つの要因があります。
1つ目は、「霊的なシンクロ」です。
彼らのガイド霊は、旅をする中で様々な体験をさせたいと思っています。そして、「何か神秘的なことってあるような気がするな」を気づきを促したいことが多いです。
その体験のために、バンコクで出会っておしゃべりした日本人と、チェンマイでもう一度鉢合わせさせよう、と目論だりします。両者が同じタイミングで同じ宿に泊まるように、直感サイキックを駆使してスケジューリングや泊まる宿を操作します。
2つ目は、「行動は似やすいから」です。
もう1つの要因は、スピリチュアルでも何でもありません。
日本人のバックパッカーは、同じガイドブックで旅程を立てることが多く、同じような金銭感覚をしていることが多いです。そのため、タイ旅行を計画するなら、「最初の3日間はバンコクの安宿で、次の3日間はチェンマイの安宿で」といった感じで、似たルートになりやすいです。
すると、違う街でもう一度会う、ということは起こりやすいのです。
ガイド霊が会話をさせたがっていることがある。そうでないこともある
旅人と運命的な再会を果たしたとき、妙に親近感が湧くものです。前回のときはあいさつ程度しかしなかったけど、今度は食事を共にして色々話してみようかな、と思ったりします。
ガイド霊は、そうして両者が深い会話をすることを目論んでいることがあります。人生におけるヒントを貰ったり、次の旅のルートのヒントを貰ったり、色々です。
「再会」にかぎらず、誰かと会って話が弾むとき、ガイド霊が目論んだ出会いであることがあります。
こうした体験や「シンクロ」というスピリチュアル用語を知ると、「旅先での出会いはすべて意味があるのだ!」と極端に思い込んでしまう人がいます。
そんなことはないのです!
たまたま出会っただけの人もいます。たまたま共通の興味を持っていただけのこともあります。
鵜呑みにしすぎないほうが良いこともある
たとえば、ワーキングホリデーに興味を持っている人がいるでしょうか。旅先で、「俺ワーホリしていたことあるぜ」と語る人に出会ったら、「これはありがたい!」と思うでしょう。「この人に情報を聞くためにこの町に来たのかも」と思ってしまうかもしれませんね。
そうであることもありますし、そうでないこともあるのです。
また、「ワーホリは楽しい!」というパッションだけをその人から受け取れば充分、とガイド霊は考えていたかもしれません。彼はオーストラリアの日本人向け高級ホテルで1年間働いたけど、あなたはオーストラリアではないほうが良いかもしれないのです。日本人向け高級ホテルじゃないほうが良いかもしれないのです。
基本的に、「ルートのすべてを真似るべき」というケースは稀です。
何を取り込み、何を無視すべきか、誰にもわからない。
旅先での出会いにおいて、何を取り込み、何を無視すべきかは、誰にもわかりません。
「フランス語はフランス語教室ではなく、語学留学で学んだほうがいい」ということだけ感化されれば充分なこともあれば、その人と同じ国の同じスクールに通ったほうが良いこともあります。
一晩だけ語れば充分な人もいれば、次の町まで一緒に旅したほうが良い人もいます。
何を取り込むべきで何を無視すべきか、そのすべてをガイド霊が詳細に示すことは困難です。
「ガイド霊の示すシンクロに正確に乗りたい」という興味や真面目さはわかるのですが、完璧にこなすことは無理です。
ではどうしたらよいのでしょうか?
そこからが、あなたのセンスが試されるのです♪
いいえ、あなたのセンスで、旅や人生を創っていけばよいのです♪
ガイド霊の目論見と大きく反れてしまっても、そのほうが楽しい旅になることもあります!そのほうが濃密な人生になることもあります!
旅というのは、明確な正確のないゲームです♪