人生では、勉強や芸術や資格取得など、様々な師に学びます。
しかし、有名な師なら良い師、とはかぎらないのです。
「あなたの人生の先駆者を探す」という吟味が必要なのです。
講師に違和感を感じることがあるのでは?
評判の講師に師事しても、「イマイチのような?」と感じることはありませんか?
多面的な感性を持っている人ほど、有名な講師に対しても「イマイチ」と感じやすいです。
要因は主に2つあります。
特殊な体質など持っている場合
たとえば、あなたがウィスパーボイスの持ち主だとします。
すると、普通の腹式発生のボイトレ講師に師事していても、腑に落ちないでしょう。「もっと腹から声を出しなさいよ!」と怒られても、「私にとっての正解はそうじゃない気がする・・・」と感じます。
いくらやっても上手くいきませんし、仮にその先生と同じ発声で歌が上手くなっても、あなたらしい人生が築けない可能性が高いです。
多面的な人生を生きたい人の場合
たとえばあなたが、「社会生活を送りながら歌を歌いたい」と考えているとします。
すると、音楽の道で高名な講師であればあるほど、人生の考え方が狭く、人生哲学に尊敬を感じられなかったりします。特殊技術の講師というのは大抵、成功志向が強いです。「1位の人がすごい」「大金稼げる人がすごい」「プロがすごい」という考え方をしていて、虚勢を張ってでもオーディションで出し抜く方法を熱心に教えます。
社会人として誠実でありながらその技術を高めたい、と考える人にとって、その師は適していないのです。
自分にとっての先駆者を探す
人生というのは、「自分にとっての先駆者」を探すことが大切なのです。
音楽をやりたいとしても、ただ技術が高いだけの講師ではなく、あなたと同じような人生観や、体質的な不利を乗り越えてきた人、同じような目的やポリシーを持つ人、そういう師を探すべきです。
「なんで私ウィスパーボイスなのに、体育館で声を張り上げなきゃいけないんだろう」という困惑を抱かずに済みます。
人生というのは面白いもので、どんな分野にせよ、アドバイザー探しをしていると、「え!この人って私にソックリ!」と驚くような人を見つけます。ソウルメイトだという話ではなく、同じような目的意識でそれをやっている人が、探せば少しはいるのです。
「有名な講師に師事したい」と考えていると、自分の人生を見失うのです。
講師を選ぶときは、プロフィールなどよく確認することです。社会の評判などあまりアテになりません。