15歳程度で「芸術が得意かも」という自覚があれば、芸術で食べていきたいなと願うのは自然なことです。
しかし、芸術の職を得られずに苦悩しているでしょうか。
誠実すぎると芸術で食べていくことは難しい
思うように芸術の職が得られないとき、「私はまだ技術が未熟なのかな」と落ち込むかもしれませんが、そうともかぎりません。
誠実すぎる人は、芸術で職を得ること・芸術作品を売ることが難しいです。
商業的な打算、ちょっとしたズルさに、迎合することが苦痛だからです。
ビジネスに迎合しても、自分を貫いても、どちらでもよい
そんな葛藤に直面したとき、ビジネス的な打算に迎合しても、自分の純粋な美学を貫いても、どちらでもよいです。
「芸術するだけでお金を得られたら嬉しいな」と思うかもしれませんが、実際はそうでもなかったりします。色々と不快なことが付随するものです。
超一流の芸術家が売れっ子なわけではない、と気づく
「誠実すぎるとお金を得るのが難しいのだな」と痛感した時、芸術についてのある種の真理に気づくでしょう。
「超一流の芸術家がお金持ちになっているわけではないのだな」と。
あなたは、創る(奏でる)だけでなく鑑賞する趣味もあるでしょうが、「より良いものを鑑賞したい」と思ったとき、探す場所が変わってくるはずです。美術館やコンサートホールや、高額で売買されているものに目がいかなくなるでしょう。
そしてあなたのように、控え目な感じでSNSやYoutubeで自己表現する人に目が行くようになるはずです。そしてそこに、独特の上手さや優しさ、哲学、味わい深さを放つ芸術を見つけます。
そういうものを鑑賞したり、そういう人と繋がっておしゃべりするほうが人生が楽しい、と気づきます。
恋愛観も変わってくる
それまでは名のある芸術家にトキメキを感じていたかもしれませんね。
しかしこうした気づきを経ると、好きになる異性も変わってくるでしょう。その芸術で大金を稼いでいる人よりも、あなたのようにピュアに芸術をやっている人に好感を抱くようになります。
そういう人のほうが優しい人が多いので、よい恋愛になります。
あなたが彼に恋することは、彼にとっても有意義です!
彼もまた、「僕の美学をわかってくれる人なんて全然いないな」と寂しい思いをしています。そんな自分を理解してくれる女性が現れることは、彼にとってこのうえない喜びです。
芸術家として孤高に見えるかもしれませんが、意外とあなたが入り込む隙間はあるでしょう。
同性にせよ異性にせよ、こういう芸術家と仲良くしたりセッションしたりすることはとても幸せです。
芸術の人生には、2つの道があるのです。