最近の私の感動と絡めて書きます。
5月の頭に『世界樹』というラノベを発表し、それには素晴らしいキャラクターデザインを描いてもらいました!
今、冬に公開予定のラノベのキャラクターデザインを依頼している最中で、先日その原案を頂戴しました。そのデザインもまた素晴らしいものでした!
なぜ素晴らしいキャラクターデザインが仕上がったのでしょうか?
それは、引き受けてくださった方が、「私の世界観」「私の物語の世界観」を非常に深く汲み取ってくださったからだと感じています!
おそらく、ですが、百戦錬磨のプロに依頼しても、こんなにフィットしたイキイキしたキャラクターは上がってこなかったのだろうと思います。
私はポップスを作っていた時代に、弾き語りのデモテープを渡してオケを作ってもらってもイメージ通りでなかった・・・という体験を何度も経ています。原案者のイメージに合ったものを他者に創ってもらうのは、意外と難しいのです。
そして、そのために必要なことは、技術以上に「感性」なのだと感じます。
「似たような感性を持っていること」もしくは「作品の雰囲気に寄り添う思慮深さを持っていること」です。
ですから、あなたは友人や親しい知人に、自分の得意なことや最近たしなんでいること、昔趣味にしていたことなどを、しっかり伝えておいたほうがよいのです!
たとえばあなたの友人が小説のイラストを描いてほしい、というとき、とても絵の上手いプロの作家さんよりも、気心の知れたあなたのほうが味のある絵を描きあげる可能性が高いのです。そのためにはお友達が、あなたが絵をたしなんでいることを知っている必要があります。
たとえば結婚式のスライドショーを作ってほしい、というとき、プロよりも気心の知れたあなたのほうが味のあるものを創りあげる可能性が高いのです。
その趣味や特技は、表彰経験なんて必要ありません。そこそこできるなら充分なのです。
ピアノを、若い頃5年習っただけでもよいのです。
絵で表彰されたことがなくてもよいのです。
動画編集ソフトを、独学でかじっただけでもよいのです。
その程度でも、感性が寄りそうなら素晴らしいものが出来上がるのです!
たとえば、ピアノを学生時代に習った人は結構多いものです。しかし、大人になってからの友人にことさら「私ピアノ弾けるの」と話す人は少ないでしょう。「大して上手くもないから」と思っているのでしょうが、『エリーゼのために』が弾けるならあなたはピアノが上手いです!コンサートで披露できるほどに上手いです!
まぁ、会社で「絵が好きなの」などと話してしまうと、何かとポップ描きなど依頼されて大変な目に遭う、というリスクもあるので、判断は必要でしょう。
しかしとにかく、手助けしてあげたいと思えるような友人知人、またはあなたの知名度をちょっと上げてくれそうな友人知人には、「こんなことが出来るのよ」とそれとなく伝えておくとよいです。
そういう面でも、SNSは有意義です。
Instagramなどでは、自分がたしなんでいる絵や音楽などを、さらっと披露しておくとよいです。
SNS上の自己顕示欲の強い人々を「うっとおしい!」と感じているかもしれませんが、SNSは世界中に見てもらいたがっている人だけでなく、身近な人へのあいさつのような感覚で日常や趣味を披露する人もいるのです。
一度に多くの人に、あなたの特技や趣味を知ってもらえます。
また、多くの人は謙虚すぎで、自分の能力を過少評価しすぎています。
「絵は好きだけど、わざわざ披露する価値もない」などと思っていませんか?あなたがそう思っていても、地域のポスターや市報を彩るだけの価値はあったりしそうです。別に日本一である必要も、学校一であった必要もないのです。
あうんの呼吸、とでも言うのでしょうか、気心の知れた人同士が一緒にモノを創ることは、素晴らしい化学変化を産むのです!
そして、それは素晴らしい喜びの体験になるのです!