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過去世を知る必要もないが、過去世が影響していることを理解すべき

誰もが自分の前世のドラマを知るべきなのでしょうか?

そういうわけでもありません。

しかし、「過去世が今生の個性や長所や短所に影響している」という事実は理解すべきです。



教などはそれを教えてきた。輪廻転生

仏教などでは昔から、「過去にも人生があって、それを踏まえて今の人生があるんだよ」という霊的真理を民に教えてきました。「輪廻転生」というものですね。


1つ前の過去世で何をしていたか、霊能者や占いはその断片だけを教えてワクワクさせてお金稼ぎしますが、それだけでは意味がないのです。前世が何であったかの話を通して輪廻転生を、「前に何々だったから、今のあなたは何々なんだよ」という因果を教えることが重要なのです!

そうでないと、輪廻転生をしている意味がないです。


今生は、前世をリベンジするためのもの

現世というのは、美貌を振りかざして欲を満たすために生きているわけではないです。前世で出来なかったことをリベンジするために生きているようなものです。ブランド品や快楽はその道すがらで食べる、遠足のおやつのようなものです。



去世が影響しているから、能力に大きな差がある

7歳でもう、学力や運動神経に大きな差があるのは、なぜなのでしょうか?

裕福な家庭では3歳から塾に入れ、スポーツクラブに通わせるからでしょうか?

そうではないのです。

人の学力や運動神経や芸術の能力やコミュ力は、0歳の時点でもう差が付いています。


過去世で培ってきた感性を、魂は宿しているからです。

前世が学者だった人は、3歳でもう漢字を10個くらい書きはじめるでしょう。学習塾に入れなかろうが、こういう子はもう秀才の片鱗を見せ始めます。

6歳でもう上手にドラムを叩く子がいますが、音楽教室に通わせたから、という問題ではないです。先生の手柄でもないです。



人生というのは、それぞれに課題が違う

人生というのは、それぞれに向き合うべき課題が違うのです。

学者の魂の子にとって、「ちゃんと勉強しなさい」といった課題はないのです。この人は、中3の頃には大学受験程度の化学の理解を身に付けてみせ、発明や分析で社会の役立つべきなのです。

もっと言えば、彼の今生の課題は「科学者になること」ですらありません!

科学者になって研究していると、「おや?電気自動車は多くのレアアースを消費するから、エコじゃないし戦争を誘引するなぁ」と気づいて、「本当に地球環境を考えるなら、電気自動車とか作ってる場合じゃないです!スマートシティとか目指してる場合じゃないです!」と論文を発表するのが使命です。それはつまり、「真の知性」への挑戦でもありますし、「体制との戦い」でもあります。


こういうことが出来ずにただのインテリ科学者で終わるなら、この秀才でお金持ちな人は「失敗の人生」なのです。赤点なのです。

彼は、学校のテストで90点とって喜んでいる場合ではないのです。



人と競うことには意味がない

人々は、生まれ持ったポテンシャルが異なり、課題も異なるのです。

すると、他人と競い合うことには全然意味がありません。科学者の過去世の子が勉強で勝つのは当然なのですから。そんなレースばかりやって彼にたくさんの賞品をあげてもナンセンスです。それこそ出来レースです。


学校の競争社会は愚かですし、オリンピックでメダルを目指すことも、愚かです。

人生の目標の大部分を「順位」「賞金(収入)」「名誉」にこだわって生きることは、愚かです。


自分が「僕は勉強が得意な魂だな」と自覚したとき、知で名誉や大金を得ようと企んで生きたなら、もう失敗です。その知性は勝ち組になるためにあるのではなく、「知性で社会の役に立つため」にあるのです!

知性でお金を稼いでよいですが、それに己惚れている場合ではありません。


その知性は、「より深い知性に達せられるかどうか」を試されているだけです!



性だけではない。芸術も、容姿も、言語も

知性だけの話ではありません。

絵や歌が子供の頃からすでに上手い人にとって、それは「勝ち組になるための武器」ではないのです。「社会の役に立つためのツール」です。あなたはその絵や歌で、何か表現すべきものがあるのです。それを放棄するなら、どれだけ芸術で大金を稼いでもあなたの人生は赤点、というわけです。お金を稼いでも良いですけれど、自分が本当にやるべき芸術もやりましょう。

容姿が良い人は、楽して稼いで生きるための容姿ではないのです。誰かの役に立つためのものです。必ずしも大衆に笑顔や水着姿を披露する必要はありません。



能人や有名人が、人生で成功しているわけじゃない

つまり、芸能人やスポーツ選手や事業者たちが、「人生の成功者」なわけでもないのです。

彼らは「俗社会の競争」で成功したにすぎず、「輪廻転生」「使命」「ブループリント」といった面から言えば、停滞者です。お金持ちを自慢している人は、たとえるならば、魔王退治の旅の途中でカジノに中毒している勇者のごとくです。


仏教などでは、「俗社会に夢中なうちはまだ愚かだ」なんてよく言います。芸能人、有名人たちはつまり、まだその段階にいるのです。芸能人や有名人を一番に尊敬する人々もまだ、その段階にいるのです。



った人は、謙虚に生きている

「人の能力なんて過去世の影響だ。自慢しても愚かだぜ」と悟った人は、自分の才能を自慢したり富や名声を稼いだりすることに興味がありません。

「これは生まれつき素質があったから当然なのよ。別に自慢することでもないさ」と謙虚に静かに生きています。効率よく大金を得たなら、「みんなのために使おう」と考えます。


芸能人の中に、こういう人はほぼいません。事業者の中にもいません。

本当に達観した人は、静かに謙虚に生きています。ものすごい天才は、どこかの離島のフェリーターミナルの店番でもしています。時給800円で嫌な顔せず働いて、質素に暮らしています。

外資系ホテルの支配人になるのではなく、ゲストハウスを営んで旅人に手作りおやつを差し出して微笑んでいます。

陸軍総司令官ではなく、コナン君をやっています。



こうした悟りはそう難しいものでもないです。

7次元どころか、5次元くらいのポテンシャルの芸術好きの男性なんかも、こんなふうに謙虚に生きていたりします。マゼンタパーソンのおばちゃんは、大衆食堂でキャベツの千切りに汗を流しながら、家では絶品ケーキを手作りして、旅人にもてなしていたりします。千手観音は大衆食堂のおばちゃんの皮をかぶっています。


あなたが今生でやるべきことは何でしょうか?富や名声を築いて、それでゴールでしょうか?

今やっていることの、「その先」こそが重要なのです!!

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