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2種類の説得がある

1つ前の記事で「人を説得する強さを持つべきだ」と書きました。

しかしここには注意が必要です。

説得には、2つの種類のものがあります。

 

 

他人を巻き込む内容については、強引に説得するのは良いことではない

何かをやりたいと思ったとき、それがどういう種類のものか観察してください。

あなた一人の問題でしょうか?

それとも、他者に迷惑や負担が掛かりうるものでしょうか?

 

たとえば「旅がしたい」「大学じゃなくて専門学校に行きたい」といったことは、あなた一人の事柄です。

しかし「市の税金を何に使うか」「文化祭の催しで何を行うか」といったことは、他人を大いに巻き込む事柄です。

 

他者を巻き込む事柄については、積極的に説得するのは良いこととは言えません。

 

 

社会ではそういう人が評価されるが、誠実な行為ではない

相手をどんどん説得してくる営業マンのような人が、社会の中でも評価されます。国会議員、県知事などにおいてもそのような人が評価されます。

しかし霊的な面、道徳的な面から言えば評価できるものではありません。自分の利益のために他者を巻き込もうとすることは不誠実であり、搾取です。

 

「これをやればお互いのためになるんだよ」ということを懸命に説得して理解させることは良いことと言えますが、政治家や事業者たちは「お互いのためだよ」と言っておきながら自分が得をしようとするずるい人が多いのが、実情です。

 

 

線引きの難しいものもある

説得したほうが良いのか強く押すべきでないのか、線引きの難しい事柄もあります。

 

たとえば、彼氏に「セックスしよう」と誘うのは、あなたの快楽欲求ですが彼にとってもメリットが大きいので、素直に主張すべきことと言えます。

彼に「愛撫して」とねだるのも、良いです。男性は女性を愛撫することを嫌とは感じません。しかしあまりにもねだりすぎるのは問題です。気がふれるほどの愛撫が欲しいなら、誕生日やクリスマスなどにねだると良いです。

 

彼氏に100万円のハネムーンをねだることは、彼も享受するものですが、そこまで高価なものを欲しているわけではなさそうなら、悪いことです。

豪華なブライダルは、大抵の場合妻のわがままにすぎないと言えます。

 

 

日本人の特に女性は、主張することと我慢することのバランス感覚の乏しい人が多いです。

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