ウィスパーボイスの人は意外と自分の声が嫌い?
- acousticlife111
- 2024年7月5日
- 読了時間: 3分

天使の歌声!などと称賛されたりもするウィスパーボイス。多くの人がこの声質に憧れ、どうやったら出せるのか懸命に試行錯誤しています。
しかし、ウィスパーボイスの声質を持つ当の本人は、意外と自分の声にコンプレックスを感じていたり、嫌いと思っていたりするようで・・・
変な声?それはウィスパーボイスかも!
あなたは歌手や声優への憧れがあるのに、自分の声が変な声だと感じて自信を失くしているでしょうか?
学校で「もっと大きな声を出しなさい!」といつも怒られていたり、ボイトレ教室に行っても「お腹から発声できないと話にならないよ」と言われたりします。
「変わった声だ」とからかわれたりもしたかもしれませんね。
しかし、自分が「変な声」だと感じている声こそが、皆が憧れるウィスパーボイスだったりするのです!
あなたの声は変な声なんかじゃなくて、気の持ちよう次第で「素晴らしい声」に代わってしまうかもしれません!(*'▽')
早見沙織さんも自分の声が嫌いだった。
ウィスパーボイスの人気声優の代表格・早見沙織さんも、「私は自分の声が嫌いだった」とトーク番組の中で語っています。
ウィスパーボイスの人は多くの場合、子供の頃から自信に満ちていたわけではありません。
周りと違うことで不安になります。国語の音読でも音楽の発声でも、注意されることが多かったりします。
ウィスパーボイスは、すべての項目で4の成績を取れる声ではありません。しかし一芸に秀でた声で、上手く扱うなら大衆を魅了することが出来るのです!
褒めてくれる人のそばに行こう!
歌手を目指しているとしても、声優を目指しているとしても、あなたの声を「可愛い声だね」「素敵な声だね」と褒めてくれる人のそばに行きましょう。「そんな蚊の鳴くような声じゃダメだよ!」などという講師には師事しないほうがよいです。そんなことを言うギタリストとはバンドを組まないほうがよいです。
「あなたのウィスパーボイスは素晴らしい」と、長所をわかってくれている人のそばで生きましょう!
もちろん練習は必要!
ウィスパーボイスは天性の才能と言えますが、その個性だけでプロになれるわけではありません。
ウィスパーボイスの魅力を活かしながら、やはり歌や発声の猛練習をする必要はあります。
大きな声を出す発声練習も必要ですし、低い声を出す練習も必要です。
あなたがちょっと苦手な声も出す練習をしていくことで、持ち前のウィスパーボイスにさらに艶めきが出てきます。音感が良くなります。
プロになる人たちは、ここまでやっています!
皆と同じルートを辿ろうとしないほうがよい!
上述したように、ウィスパーボイスはクセのある声と言えます。とてもさわやかで美しい声質である反面、大きな声を出したりドスを利かせたりすることに向いていません。
ボーカルや声優のスクールでは、様々な課題で優秀な成果を見せないと特待生などに選んでもらえない傾向があります。しかし、万能の優等生を目指すのはやめましょう!
たとえば歌手志望なら、ロックバンドの大音量の中で歌うのは無理があるので、一人で自宅で、スマホで「歌ってみた」動画を撮ったりするのです。
あなたの声の魅力が活きやすい見せ方や、活きやすい曲、活きやすい曲調を選んで自己表現をしていきましょう!そのほうが格段に上手くいきやすいです。
いかがでしたか?
「みにくいアヒルの子」の童話に似ています。本当は白鳥なのに、自分が周りとは違うことに落ち込んだり、からかわれたりして、胸を張れないでいたりします。
情熱がものを言います!親に「アンタの蚊の鳴くような声じゃムリよ」だとか言われても、メゲないこと!歌や声の表現が好きなら、情熱を持って表現をし続けましょう。あなたが白鳥であることをわかってくれる人は、ちょっと外に出れば大勢います!!