作詞のコツ2 ネタ帳を用意しよう!
- acousticlife111
- 2024年5月2日
- 読了時間: 7分
「いきなり詞を書けって言われてたって、書けっこないよ!」と戸惑う人が多いでしょう。それはそうですよね。
作詞をする人の多くは、書かなければならないときにパっと書き上げているわけではなかったりします。
ネタ帳を用意し、携帯しよう!
作詞する人の多くは、ネタ帳を持っています。「作詞ノート」ですね。
昔はそれはノートでしたが、今の時代はスマホのメモ帳アプリのようなものでもよいでしょう。
そして、何かフレーズを思いついたらそれにメモしていくのです。
歌詞を全部書きあげようと思わなくていい。
ネタ帳を活用するコツは、その都度歌詞を全部書きあげようと気張らないことです。
そのときに思いついた4行や2行だけを綴ればよいです。たくさん思いつくならたくさん綴ればよいです。
「あぁ、Aメロしか思いつかないや」となるなら、Aメロだけでよいのです。
それを後で読み返してみると、あら不思議!今度は続きが思い浮かぶこともあるのです。
または、先週書いたフレーズと昨日書いたフレーズが、「こっちがAメロでこっちがサビで、繋がりそうだ!」ということもあります。
誰かに見せるものではないので殴り書きでよいのですが、後で自分が読める程度にはキレイに書きましょう(笑)
ネタに詰まるのはAメロやサビに多い。
歌詞が思うように完成しないとき、空白になっているのはAメロやサビであることが多いです。
Aメロは一般的に、その歌詞の物語の風景や状況を描写するようなフレーズが多いです。
サビは、格言めいたフレーズや、最も伝えたい感情をしたためることが多いです。
「こういう格言のサビにしたい!」と思って書き始めても、そこに繋がるAメロのストーリーが思い浮かばない、なんてことが多いですよね。
文学的な感性を持った人は、日常の中のふとした綺麗な風景や感情をAメロっぽくぽんぽん綴れることが多いです。イイカンジの書き出しを思いつくのですが、パンチのあるサビが思いつかず詞として完成しない・・・そんなヤキモキを抱きます。
ネタ帳を充実させていると、そんなヤキモキを補完してくれることが多いですよ。
歌詞は何分で書き上げるもの?作品によって千差万別!
歌詞とは、何分くらいで書き上げるものなのでしょうか?
それは、固定観念を持たないほうがよいです。
バーっと浮かんでくる場合、20分ほどで1曲分書き上げてしまうこともあります。
しかし浮かばないときは、小粋なサビが出来上がっているのにいつまで経ってもAメロのフレーズが出てこない、なんてこともあります。
そのまま1時間くらいぼーっと思案しているのもよいでしょう。
しかし1時間経っても2時間経っても良いフレーズが浮かんでこないなら、そのときは一旦おしまいです。「寝かせる」ことにしましょう。
明日の夜ネタ帳を開いたら、すぐに浮かんでくるかもしれません。
でも、1週間後も1か月後も浮かんでこないこともあります。
ベテランの作詞家ですら、こういうことはあります!いえ、ベテランなら小手先でこねくり回すことも出来るのですけれど、「自分が納得するものを書く」ためには、1か月寝かせたってらちが明かないこともあります。
それが半年、1年経ったとき、ふと思い浮かぶこともあるのです!
歌詞というのは場合によっては、こんなふうにものすごい時間(期間)を要してもよいのでしょう。
「歌詞は一晩で書き上げるもの」と考えないほうがよい!
バンドのメンバーに、「このメロに1週間後までに歌詞を付けてきてくれよ」と言われたら、どうしていますか?
前の日の晩に歌詞を書く時間を作り、必死にひねり出しますか?
そういう考え方をしないほうがよいです!
書くこと自体は可能でしょうが、どこかやっつけ仕事な、あまりステキじゃない歌詞になってしまいがちです・・・。
上述したように、粋なフレーズはしばらく時間を置かないと浮かんでこないこともあります。それを想定して締め切りを逆算すべきです。
「1週間後までに書いてきて」と指示が出たなら、今夜からもう作詞に取り掛かりましょう。
時間をくれない仲間とは別れたほうがいい!
また、作詞の奥深さをわからないバンドメンバーやプロデューサーなどが「明日までに書いてこい」「3日で書いてこい」「1か月で10曲分書け」などと言ってくるなら、「それは無理なことです!」と意見をするか、そういう仲間とは別れましょう。
歌詞というのはもっと丁寧に書くべきものです!
それをわかっていない仲間と作品作りをするのは、歌詞を重視したいあなたには合っていません・・・。
作詞の技術が上がれば、1か月に10曲でも20曲でも書けはするのですが、それを他者に指示するべきではない、と言えます。そういう音楽人は無神経です。
ある程度の多作力は必要。
「歌詞は浮かんできたときに書けばよいのだ!」と言い張るわけにもいきません。
特に商業音楽をやりたいのであれば、それなりにコンスタントに作品を仕上げる多作力も必要です。多作力を磨く努力が必要です。
一般論としては、1つのアーティストは1年間に「シングル3枚、アルバム1枚」のリリースをノルマとして課されることが多いです。すると、年間に15曲くらいは書ける作詞力が要ります。厳密に言えば、プロデューサーからボツを喰らう曲もどうしても出てくるので、年間20曲くらいは書ける必要があります。
そのためには「作詞を練習する」という努力も必要ですし、ネタ帳に常にメモをする習慣を持っていたほうがよいです。
1人で多作するのが無理なら、メンバーと曲を出しあったり、楽曲提供を受けることも必要かもしれません。
多作能力はプロダクションに所属する前から必要!
「歌手」ではなく「シンガーソングライター」志望なのであれば、「プロダクションのオーディションに受かったら作詞をがんばろう!」では遅いのです!
シンガーソングライターや曲を自作するバンドの場合、プロダクションに声を掛けられても「まずは仮契約で様子を見よう」というような話になることが多いです。
そして、「3か月時間あげるから、50曲オリジナル曲を持ってきて」などと言われます。
以前に書いた曲ももちろん合算してよいのですが、とにかくデビュー前に50曲程度は揃える必要があり、言われた時点でオリジナル曲が少ないなら3か月の間に死に物狂いで作詞作曲しなければなりません!
それくらいの多作能力がないと、「プロとしてはやっていけない」と契約破棄されてしまいます・・・。
具体的に言えば、まだ18歳程度の年齢でも、月に1曲ずつくらいは書ける能力があったほうがよいです。
持ち歌3曲でシンガーソングライターを名乗る子が増えている・・・
シンガーソングライターを名乗るならば、プロであろうがセミプロであろうが、ある程度の多作力が要るのです。
しかし近年は、Youtubeなどで気軽に音楽発信できるようになった反面、3~4曲しかオリジナル曲がないのに「シンガーソングライターの〇〇です!」と名乗る子が増えています・・・。
まぁ別によいのですけど、あなたはシンガーソングライターとしてデビューしたいはず!その程度の作曲能力では、プロダクションに認めてもらうのは極めて難しいです・・・。
こういう子は、アイドルっぽい可愛い「歌ってみた動画」をどんどん撮ってフォロワー数や視聴数を増やしていることが多いのですが、「シンガーソングライター」になりたいのであれば、アイドルの真似事をしている場合じゃないかも・・・(汗)
今は目先の注目を集めることよりも、作詞能力、作曲能力を磨いて、プロのシンガーソングライターのように年間15曲くらいはコンスタントにリリース出来るように努力をしたほうが良いかも・・・
あなたが「シンガーソングライター」になりたいのではなく「歌手」になりたい、「アイドル」になりたい、ルックスでチヤホヤされていれば充分、というのであれば、多作が出来なくても問題ないです。
「シンガーソングライターになりたい」なら、作詞作曲能力を磨く努力が要りますし、ある程度の多作力を磨く必要があるのです!
時間の使い方を、見直してみましょう。