体力を付けたほうがよい、筋力を付けたほうがよい、ということをよく書いています。
すると、お腹を6つに割ることを目標してしていたりしないでしょうか?
「筋力」と「筋肉」は違う
「筋力」と「筋肉」は違うのです。
筋力を付けるには筋肉をムキムキにする必要がある、と思っている人が多いかもしれませんが、そんなことはありません。
筋肉質ではない細身の体をしても、筋力がしっかりある人もいます。
たとえばマラソンのランナーは、ガリガリというほどにも細い体をしていますが、短距離走でもすごく速い!と言われるくらい、瞬発力もあります。
プロ野球など見ていても、細身の体なのに150キロの弾を投げたりホームランをポンポン放り込む選手がいるでしょう。
筋トレよりも持久的な運動がよい
「筋力を付けたい」と思うとき、大きな負荷を掛けた筋トレをするよりも、ジョギング、ダンス、ウォーキングのような持久的な運動のほうがよいです。
筋トレをしても、筋肉が盛り上がってしまいます。
そして、盛り上がった筋肉を付けても、意外と持久力はなかったりします。
旅をし続ける体力を付けたい場合も、立ち仕事をフルタイム出来るようになりたい場合も、筋トレではなく持久的な運動がよいのです。
言い換えれば、筋トレでは意味がない
「体力を付けたい」と思っている人にとって、家で10分ほど筋トレの時間を設けても、あまり意味がないのです。
「3時間も散歩に出る」というような、とても時間のかかる体力づくりが必要です。それを面倒くさいと感じるのでしょうが、それをやらないと長時間歩き回る筋力は付かないのです。
立ち仕事をしているなら、あまり気にしなくて良さそうです。
座り仕事をしているなら、休日に小旅行に出かけて一日中歩く、というような体力づくりを、意図的に行ったほうがよいです。
勉強ばかりしていると人は弱ってしまう!
受験勉強に追われる学生も、立ち歩く日を作らないと、体の弱い19歳になってしまいます・・・。勉強が出来ても、仕事が出来ません。本末転倒な結果に陥らないように気を付けましょう!
つまり、人に勉強ばかりさせる社会や大人は、とても大切なことがわかっていません。
教師自体はずっと立ったまま仕事をするので体力のある人が多いのですが、健全な人の育て方をあまりわかっていなかったりします。
受験生にせよ大学生にせよ、勉強漬けな暮らしはよくないもので、大人の言うことを真に受けず、自分で意識的に運動と勉強のバランスをとらなければいけません!
本当に頭のよい教師は、「勉強ばかりするなよ」と生徒たちに力説します。
運動不足に陥ることが、社会人になる際のネックになることも理解していて、それを防ぐために情操教育にチカラを入れます。健康を害することを理解していて、「体をちゃんと動かしなさい」と力説します。