人はどう生きれば良いのか?それを知りたくて人は、ビジネス書や聖書や教科書や小説を開きます。
しかしその最も的確な答えは、「グリーンの教科書の中にある」と私は感じています。
されて嬉しいことを人に施す。その繰り返し。
人にされて嬉しかったことを、自分も誰かに施していく。それをただ繰り返していくだけで、人は13次元的な人格に上り詰めることが出来てしまう気がします。
13次元の叡智を知らないうちから、13次元的人格に上り詰める人はいます。
それは「優しさ」という教科書です。または人情です。
たとえば旅人は、旅で知らない人に施されて嬉しかったことを、他の旅人に施してあげたいと思うようになります。それは博愛的で優しい世界を作ります。
日常生活の中で、家族に優しくしてもらうのは当たり前です。高いお金を払った企業に手厚いサービスを受けるのは当たり前です。だから感動もしません。
しかし、知らない土地で困っている自分に対して、助ける義理は誰にもない・・・。だから旅人は絶望するのですが、そんな中でも「食べていきなさい」「泊まっていきなさい」「乗せてってあげるよ」「駅まで着いてってあげるよ」と手を差し伸べられるとき、涙が溢れます。
思わず「自分も誰かに優しくしたい!」と叫びたくなります。
旅に限らず、「されて嬉しかったことを人に施してあげよっと」という考えを持つと、もう教科書は何も要らない気がします。聖書もビジネス書も要らないのです。
むしろ聖書やビジネス書よりもよいです。
「救済のために隣人を助けなさい」と読んで人助けするのは、本当の優しさではないでしょう。
「オープニング無料セールをやれば繁盛しますよ」と読んで大盤振る舞いするのは、本当の優しさではないでしょう。
でも「されて嬉しかったことをしてあげよう」は優しさです。
仕事だって恋愛だって
このグリーンの教科書は、たった20文字足らずの極めてシンプルな文言ですが、極めて活用範囲が広いです。
「されて嬉しかったことをしてあげよう」と考えているだけで、仕事のスキルは大抵身につきます。むしろ社長より優秀になります(笑)
「されて嬉しかったことをしてあげよう」と考えているだけで、恋愛もセックスもとても上手になります。
つまりは「優しさ」という指針に基づいて生きるのです。
「このビジネス書に感銘を受けたんです!」と叫んで生きていても、素敵な人と友達になりはしないでしょう
「この聖書に救われたんです」と叫んで生きていても、そんなに素敵な友人は出来ないでしょう。
「私は優しい人が好きなんだよ。旅しててさ、知らない人に助けられて感動してさ、だから知らない人にも優しくしながら生きたいんだ♪ いつでも優しくいたいんだ♪」と言って暮らしていると、素敵な友人と惹きあうでしょう。素敵な彼氏が出来るでしょう。
仮に、そのシンプルすぎる指針では13次元のすべてを網羅できなかったとしても、あなたはそれなりに幸せな場所に辿りつくはずです。どうしても、そうなっちゃいます。