スピリチュアリストは特に、知り合ったときに、「これも何かのご縁ですから、よろしくお願いします」などと言います。すべての出会いが「ご縁」なのでしょうか?
すべての出会いに過去世の縁(えにし)があるわけではない
「縁」という言葉は色々なニュアンスで使われているのですが、スピリチュアリストたちが言いたいのは、「袖すり合うも他生の縁」の意味でしょう。
「私とあなたが出会ったのは過去世からの縁があるからで、だから大切にしましょうよ」と。
その解釈は誤りです。
すべての出会いに、過去世の縁(えにし)があるわけではありません。
「袖すり合うも他生の縁」は、土着の文化において結構正しいと言えます。
原始的な文化では、同じグループの魂縁者たちが同じ様な村で繰り返し生まれて、因縁を果たし合っています。
しかし先進国ではそのような土地は無く、特に現代日本はクリスタルチルドレンとインディゴチルドレンばかりが助っ人転生していて、過去世に何の縁もない人々ばかりでひしめき合っています。
そもそも、過去世で出会ったことがあるからといって今生も仲良くすべき、というわけでもありません。
自分が大切にするのはよいが、相手にそれを仕向けるのは卑怯
「これも何かのご縁ですから、よろしくお願いします」といった言葉を他者に言うのは、やめたほうが良いです。それは相手に対して失礼です。
たとえばあなたがスピリチュアルなセラピストなどやっているとして、ワークショップの客に「これも何かのご縁ですから、よろしくお願いします」などと言うと、お客さんたちは、「この人と私は過去世からの縁があるから、この人のセラピーを受けたり仲良くしないといけないのか」と思ってしまいがちです。
あなた自身が出会ったご縁を大切にしようとするのはよいですが、他者に対して「私との出会いを大切にしてください!」と言うのは図々しいです。商売の営業や利害関係など含む場合は、「卑怯」です。
戦略的に言っている商売人もいる!
「これも何かのご縁ですから、よろしくお願いします」と、戦略的に多用している商売人もいます!
それはスピリチュアリストだけでなく、まったく違う分野の商売人にも見かけます。
あなた自身がその人に好感を抱いていないならば、別にその人との縁を大切にする必要はないです。
たとえば起業や独立自営を計画しているとき、「独立のためのワークショップ」など参加したいなら、積極的に声をかけてくる人のところではなく、あなたが人柄的に好感を抱いた人のものに参加するほうがよいです。