イスラム教は怖い人たちではない
- acousticlife111
- 57 分前
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ニュースを見るのは良いことですが、ニュースを見ることで余計に勘違いしてしまう物事もあります。
たとえば、イスラム教についてです。
イスラム教は怖い人たちではない
特に2001年の9.11同時多発テロが起きてから、「イスラム教は野蛮だ!怖い!」という印象を持つ日本人が増えたでしょう。
アメリカが正義でイスラムが悪、と思っている人が多いでしょう。
イスラム教の肩を持つわけでもありませんが、「イスラムが悪」という解釈は間違っています。
イスラム教徒の大部分はとても穏やか
テロなどを起こすのは、イスラム教徒の中でも「過激派」と呼ばれる人たちだけです。
それはイスラム教徒の中で数パーセントにすぎません。
他の大多数のイスラム教徒は、むしろとても穏やかで平和主義です。
他の宗教徒や外国人に対してもとても寛大です。海外旅行をするとすぐにわかりますが、私たちが異質な文化の人と明白でも、道を助けてくれたり、ご飯をめぐんでくれたりします。
キリスト教を批判するわけでもありませんが、キリスト教国は大航海時代から、あちこちの島に上陸しては、その土地の文化と宗教を奪ってきました。布教という名のもとの侵略、植民地化です。キリスト教に改宗し、西洋文化に改変させてきました。そして原住民を植民地化し、紅茶葉やカカオ豆を作らせました。
非キリスト教国が時々暴動を起こすのは、そうして町を破壊され、植民地化された過去があるからです。彼らは復讐をしているにすぎず、アメリカを攻撃しているわけではないのです。
その復讐をするのも一部の人々で、大部分のイスラム教徒は、おいやられた場所で静かに
暮らしています。
イスラム教徒と仏教徒は、他人の土地に上がり込んで宣教や支配することを嫌います。
発展途上国が野蛮というわけでもない
やや話が反れますが・・・
先進国の人々が崇高で、発展途上国の人々は野蛮だ・無知だ、と思っていないでしょうか?
発展途上国の中には、「敢えて経済発展を進めない」という考え方をするものがあるのです。
「次から次へとiPhoneを作ったってしょうがないじゃないか」という考えです。
「黒電話は50年もつのに、どうして5年で壊れる電話を作るんだ?」という考えです。
「車は30年持つのに、どうして凹んだら買い替えを促すんだ?」という考えです。
どんどん家電を作り、どんどん流行ファッションを作り、ものを大量消費させていく国と、どちらが賢いのでしょうか?
便利すぎる、快適すぎる、綺麗すぎる暮らしに盲目する人ほど、こうした本質が見えなくなります。
日本も、本当は80年代くらいの家電でもう、快適な暮らしと言えたはずなのです。
より多くを求めようとするから、労働が大変になってしまったのです。
どの宗教にも、誠実な人もいれば悪どい人もいます。
どの国にも、誠実な人もいれば悪どい人もいます。
宗教や国だけで善悪を判断することはできません。
もしあなたが、イスラム教徒であることや中国人であることで迫害され、孤独にさいなまれているなら、私はそういう偏見は持っていません。「あなたの全面的な味方だよ!」とも言い切れませんが、宗教や国や遺伝子で人を判断するようなことは、私はしないです^^