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コミュニケーション力が高いのではなく、無神経なだけの人もいる

誰にでも気さくに話しかけてすぐに仲良くなってしまうような人を、「羨ましいな」と思うでしょう。学校の先生などもそういう人を「コミュニケーション能力が高い」と評価したりします。

しかし、よくよく観察してみてください。

 

 

コミュニケーション力が高いのではなく、無神経なだけの人もいる

「コミュ力が高い」と評価されている人の中には、コミュ力が高いわけではなく無神経なだけの人もいます。

人に気さくに話しかけていく人の多くは、「相手がどう思うか」を配慮せずに話しかけ、しゃべり続けるのです。ただの「話好き」であり「寂しがりや」です。

 

 

本当の意味でコミュニケーション力が高い人は、相手への配慮もできる

本当の意味で「コミュニケーション能力が高い」人は、自分から話しかける積極性を持ちながらも、「今話しかけたら迷惑かな?」「これ以上おしゃべり続けたらまずいよな?」と配慮も出来る人のことです。

 

たとえば男性で本当にコミュニケーション能力が高い人は、女性にはあまり話しかけません。日本の国民性として、「女性は男性に話しかけられると鬱陶しいと感じることが多い」という事実をわかっています。

女性のほうから話しかけられれば、笑顔で応じます。

 

本当の意味でコミュニケーション能力が高い人は、日本には1割くらいしかいません。

中間管理職や教員などやっている人に多いです。人生経験の中でコミュニケーション能力も揉まれています。

 

日本人は、恥ずかしがりすぎるか無神経かのどちらかの人ばかりです。

 

 

コミュニケーション能力は揉まれることで伸びる

コミュニケーション能力は、算数ドリルを3問やって理解する、というような単純なものではありません。それは何回も何年も人との交流を重ねることで、醸造されていきます。

親のコミュニケーション能力が低いと、ほとんどもう絶望的です。3歳頃から、親がご近所さんに笑顔で挨拶したり、ご近所さんと助け合ったりするのを見て真似て育たないと、もうあまりコミュニケーションをしない子に育ってしまいがちで、そこから自力で自分を変えるのは難しいです。

不可能ではないですが、難しいです。

それくらい、多くの経験が要ります。

 

親の裏表が激しいと、もう絶望的です。

外面だけのコミュニケーションを見て育つと、影響され、お愛想能力が高いだけの軽薄な大人になりがちです。営業っぽい仕事や自営業をする親は、その誤った姿を子に見せがちです。

 

人は、子を産む前にまともなコミュニケーション能力を培うべきなのです。

 

 

様々な能力の複合である

コミュニケーション能力とは、様々な能力の複合です。

話しかける、声掛けに優しく応じる、自分の意見を言う、相手の話に耳を傾ける、心地よい相槌をする、「そろそろやめようか」と打ち切る、冗談を言う、冗談を笑う、微笑む、相手を微笑ませる、相手の目を見る、空気を読む、喜怒哀楽を表現する、演技をしすぎない、少々の悪口やけなしを受け流す・・・といったことです。

極端に言えば、バラエティートーク番組のようなものでいじられることすら経験したほうがよいです。

コミュニケーションにおけるタフさも、コミュニケーション能力の1つです。

 

 

親密に交流する相手は選んだほうがよい

少々無神経な人、お笑い芸人のような人とも交流が出来るようになったほうがよいです。

が、一緒に暮らしたりする相手は、選んだほうがよいです。

あなたが思いやり深い人なら、思いやり深い男女を選んで長い時間を過ごすべきです。

 

 

受け身すぎると「無神経なだけの人」に振り回される

自分から人に話しかけるのが苦手な人は、気さくに話しかけてくれる人をありがたく感じます。クラス替えの後、そういう人とまず友達になったりするでしょう。

一人は退屈ですから話しかけられ誘われると嬉しいのですが、「無神経なだけの人」はあなたの都合も気にせず話し続けたり、買い物にグダグダ付き合わせたりします。それでは幸せには生きられません。

 

自分から適度に話しかけられるようになると、「無神経なだけの人」に依存する必要がないため、もっと思いやりのある人と友達になろうとし、交流が良いものになります。

友人関係に悩んでいる人は、受け身すぎる人が多いです。相手にも非がありますが、あなたがもっと積極的にならないと同じようなトラブルを繰り返します。

恋愛にも同じことが言えます。受け身すぎる女性は、無神経な男性と別れられないのです。

 

 

「受け身がち」で悪くない

「受け身すぎる」のはよくないです。しかし「普段は受け身がち」なバランスで、悪くありません。あまりあちこち話しかけることもないが、必要とあらば声を掛けられる、という強さがあるならよいです。

受け身がちな女性でも、ステキな男性を見つけたときに声を掛けられる人はいます。

受け身がちな女性でも、会社で上司に問題提起したり、「有給をまとめてとってもいいですか?」と要望できる人もいます。

 

こういう人は、ムードメーカーにはなれなくとも、「癒し系な人」として周囲に好かれます。あなたが集団にいると、皆は嬉しいのです。

 

ムードメーカー寄りの積極的な気質でありながら、他者を配慮できる人もいます。

 

 

旅行先では「無神経なだけな人」が多いが、わきまえていれば楽しめる

人情のある人は、旅行先で誰かに話しかけられると嬉しいものです。たとえば沖縄旅行をすれば、「サーターアンダギーあげるよ」としゃべりかけてくるおじぃなどいます。

こういう人は残念ながら、「無神経なだけの人」が多いです。こちらの都合も関係なしにしゃべりかけ、そして「居酒屋に行こう」などと誘ってきたりします。自分が楽しいだけなのです。

受け身すぎる人は、こういう「無神経なだけの人」に振り回され、最初は嬉しいけれどだんだん辛くなります。そういう交流を繰り返してしまいます。

 

しかし、あなたがそれなりに自己主張が出来るなら、「無神経なだけの人」との交流を疎む必要もありません。彼に何かを教わったりシークワーサーを貰ったりしながら、鬱陶しいことをしてきたら「それはやめてね!」と突っぱねればよいです。

 

 

仕事ではコミュニケーション能力はとても重要!

日本は履歴書ばかり気にしますが、仕事というのは知性よりもむしろ、コミュニケーション能力のほうが重要なくらいです。

どんなに頭がよく真面目でも、内気すぎたりコミュニケーション能力の低い人は、仕事をやっていけません。

学生時代は、コミュニケーション能力もしっかり磨くべきなのです。部活や友達との交流も大切ですが、知らない人の前では態度が急変してしまう人が多いでしょう。あなたは、学校ではない場所で人とコミュニケーションしたほうが良いのです。年上の人ともコミュニケーションをしたほうが良いのです。

アルバイトをするのはとても良いですし、趣味のサークルなどで知らない人と交流する機会を作るとよいです。

 

 

会社で、言いたいことが言えずに苦しんでいるなら、あなたはコミュニケーション能力が充分でないのです。わかってくれない上司も悪いですが、あなたもまた、コミュニケーション能力を磨く必要があります。

女性は受け身すぎる人が多いのですが、恋愛を教材にすればよいです。気になった男性に声をかけてみましょう。その練習なら、がんばったゴホウビがとても大きいですから。

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