バックパッカーにも様々なタイプがいる
- acousticlife111
- 2024年5月30日
- 読了時間: 4分
ゲストハウスを泊まり継ぐようなバックパッカー旅に出るようになったなら、気を付けてください。
バックパッカーのすべてが尊敬に値するわけでもない
私はよく「バックパッカー旅は効率のよい自分ミガキになる」と書きますが、バックパッカーのすべてが心の成熟したスナフキンのような人というわけではありません。
バックパッカーにも様々なタイプがいる
ざっくりと言って、下記の5タイプくらいに分かれます。
スナフキンタイプ
自然が好きで、思索が好きなタイプです。
私がコラムの中で書く「バックパッカー」という言葉は主にこのタイプをイメージしています。
しかしこのタイプはとても少ないです。どんどん減っていて、いまや100人に1人くらいかもしれません。
旅していてもなかなか出会えません。首都や大都市で出会うことは難しく、自然の多い田舎の、無名な町で出会うようなことが多いです。夜行バスで出会いやすいです。
あなたがレベル20くらいになってから、ようやく出会えるかもしれません。
愛想がよく優しいですが、あまり自分から話しかけてくるタイプではありません。つまり、あなたから話しかけないとお友達にはなれないかも?
女性を食事に誘ったりしないです。
沈没タイプ
最も多いのはこのタイプでしょう。スナフキンタイプとは対極にも離れています!
「沈没」とは、物価の安い街で、お酒や大麻などに溺れながら堕落的に過ごすことを言います。
バンコクのカオサンロードや、東南アジアの首都に多いです。
また、ビーチエリアにも多いです。
モラルが低いです!哲学的な会話にはなりませんし、夜遅くまで騒いでいたりします。女性を盛んに口説いたりもします。
旅慣れていることはあり、「俺はアフリカのデンジャーな国に行ったんだぜ!」などと武勇伝を語りたがります。参考になる面もありますが、良いポリシーを持ってはいないでしょう。
初心者からすると、頼もしくカッコよく見えることがあります。が、危険人物です。
欧米人のバックパッカーも沈没タイプは多いです。
ビジネスタイプ
旅をしながら雑貨を仕入れたり、旅行サイトの記事を書いていたりするタイプです。
または、旅を終えてからバーでも開店しようかななどと考えていて、場所探しや人脈作りをしています。
高橋歩やワンピース(ルフィ)が大好きです。
人情はありますが、誠実というわけではないです。行動は打算的で、助ける代わりに名刺を渡そう(インスタ交換)と思っているのです。哲学的なことを言いますが、ビジネス書が好きなのです。もっぱら、成功のための哲学です。
うぇーい!と写真を撮るのが好きです。
行ってQ!タイプ
目立つ旅をしたがるタイプです。SNSで映えたいのです。
派手な観光地が好きで、派手な写真を撮ります。派手なウユニ塩湖の写真を撮ることに命をかけています。
女性の場合、ビーチリゾートにもよくいます。
バックパッカースタイルであっても、そんなにストイックではなかったりします。タクシーに乗ってサバンナに行きます。面倒くさいことは嫌います。
やはり愛想は良いですが、誠実というわけではないです。
SNSでの自己表現を好み、バズるので、ある意味では現代は、この層がバックパッカーの認知拡大を牽引していたりします。
初心者タイプ
バックパッカーの初心者であり、まだどのタイプかわかりません。
日本人宿によくいます。あなたが初心者の場合、日本人宿で日本人パッカーを見つけて頼もしくなりますが、彼も旅の初心者だったりします。少しオドオドしています。ノリの良い人に流されやすいです。
旅の立ち回りが上手いわけではなく、アドバイスや相場は参考にはならないかもしれません。
人生を語って本当に面白いのは数パーセント・・・
スナフキンタイプのバックパッカーは、今や1%くらいしかいないと思われます。昔はもうちょっといたのです。猿岩石に憧れて旅に出た世代には、もうちょっといました。
それ以外の人たちは、面白い話を持ってはいても、何かちょっと物足りないかもしれません。お酒やタバコを好んだり、ビジネスを兼ねていて営業マン的だったり、目立ちたがりな人だったりします。
本当に素敵な旅人は、バックパッカースタイルで旅に出て、さらに田舎のほうまでさすらわないと出会えないかもしれませんね。
みんなワイルドではある
しかし、ほとんどのバックパッカーに共通する長所もあります。
バックパックを背負って個人旅行をこなしているのですから、それなりにワイルドです。過保護な日本人からすれば、それだけでもすごいです。
女性は、女性バックパッカーがドミトリーに泊まって涼しい顔をしているのを見るだけでも、「おぉ、すごい!」と感じるのではないでしょうか。見習える面もありそうです。「メイクどうしてますか?」などと尋ねてみるのもよいでしょう。
基本的に、あなたが入る場所と出会うバックパッカーの気質は共通します。
首都や快楽的な街にいるなら、快楽的なバックパッカーが多いです。
田舎町まで行くなら、ミーハーではない熟練者に出会います。