科学医療や化学薬品を妄信している人もいれば、逆にそれらを毛嫌いし代替医療や自然療法に夢中になる人がいます。
どちらが正しいのでしょうか?
代替医療、自然療法の提供者はあまり信用できない
代替医療や自然療法の数々は、それなりに効果のあるものもあります。
しかし、代替医療、自然療法の類を商業的に提供する人々は、信用できる人がほぼいません。
彼らはその療法や薬、アイテムを、妄信しすぎています。
そのため結論としては、代替医療や自然療法の類には、むやみに飛びつかないほうがよいです。
冷静に解説してくれる人はとても少ない
代替医療、自然療法の提供者は軒並み、それを妄信しすぎています。
代替医療、自然療法の類は、効く人効かない人、効くケース効かないケースがまちまちなのですが、「まちまちだよ」ということを彼らは言わないでしょう。
「効果は個人差があります」とパンフレットの隅に小さく書いてはいるでしょうが、効くか効かないかわからない段階から、消費者に大金を払わせようとしますよね。大金を確保しようとします。
どういう場合に効くか、わかってもいませんし研究しようともしませんし、とにかくそれに食いついた人を引き込むことに必死です。
カルト宗教の勧誘のような世界が、代替医療、自然療法の業界には蔓延しています・・・。
本来は、「お金をかけずに行えるもの」だった
代替医療、自然療法の類は、本来は、「お金をかけずに行えるもの」だったのです。
たとえば漢方は、都に行って王宮の医師に診てもらえなくても、「近所の草で治せた」というお手軽なものでした。それがいつしか、「遠い国の山の中でしかとれない草だから1万円です!」という商売になってしまいました。
代替医療、自然医療の本質は、珍しいものを海外から大金で取り寄せるのではなく、すごそうな施術者に何万円も払うのではなく、近所に咲いている雑草で試してみるようなことです。
温泉には薬効がありますが、珍しい薬効を求めて遠い温泉街に行くのではなく、自分の町の温泉に浸かればよいのです。それで治らないなら諦めます。
処方箋で処方される漢方などは活用価値があると言える
代替医療、自然療法の類でも、効果の高さが実証されているものや、安価で普及するようになったものがあります。
たとえば病院で処方される漢方の風邪薬は、医薬品を避けるべき妊婦さんが活用する、などというのは有意義な使い方と言えます。
高額な装置で行われるものは、「もっと安価な代替物はないか?」と考えてみるべき
なんちゃら波動治療、みたいな、高額な装置で行われるものがあります。装置が高額ですから、施術を受けるのも高額です。それでは代替医療の本質を突いていないのです。
あなたが何か効果的な代替医療に出くわしたとき、「これはもっと安価な機械で代用できないかな?」という視点を持ってみましょう。先生に「これって100均の電動マッサージ機でも代用できますよね?」と尋ねても真実を教えてはくれないでしょうから、ある程度自分で模索する必要がありそうです。
そして代替医療、自然療法の世界は、その師を超えていくような気概が必要です。師たちはその道に詳しいですが、なんらかの盲目や富・名声欲に陥っているので、その不要な点を取り除いて改良するには、師を超え、決別するようなことが必要になりそうです。
代替医療や自然療法との付き合い方は、難しいと言えます。