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心地よさにフォーカスすること

たとえば、ですが、「ホラー映画が大好き!」と言う人は、幸せに生きるセンスが低いと言えます。

ホラー映画のおどろおどろしい描写を見ると、人は気分を害します。胃が痛くなったり、夜中にトイレに行けなくなったりします。そんなふうに、絵・映像・音声なども人の心の健康や幸不幸に大きく影響します。

 

 

余暇の時間に何にフォーカスするかは自由である

人は、学業や仕事をする中でそれなりに、上司の嫌味や戦争の過酷さを学ぶことに耐えなくてはなりません。痛々しいものに対して、それなりの耐性を身に着けることが必要です。

しかし、余暇の時間に何にフォーカスして暮らすかは、自由です。

余暇の時間にまでホラー映画を見て心を痛くし、それを繰り返すのは、幸せに生きるセンスが低いと言えます。

 

ホラー映画を見ないとしても、グロい描写の多いアニメを好んで見る人は少なくないでしょう。それが流行・人気と言われているからといって、それを見ていて本当に幸せでしょうか?見るコンテンツを、再選択するとよいです。

 

 

「再現」はさらに影響を受ける

あるアニメの絵を描いたり、音楽を演奏したり、お芝居をしたりといった「再現行動」は、さらに心に大きな影響を受けます。

たとえば、殺されたりいじめられたりするお芝居を迫真に演じると、本当にいじめられたかのように辛い思いをするものです。

絵を描くたしなみを持つ人は多いことと思いますが、グロいものを精密に描いているとき、気分が悪いでしょう。

 

こうした節理を、理解することが大切です。

すると、見るコンテンツも、再現するコンテンツも、そして自分が創造するコンテンツも、質が変わってくるはずです。

グロいアニメの熱狂的なファンにはならないはずです。

 

 

そういう意図でラノベを設計している

私が近年ラノベを書いているのは、幾つかの目的があります。

エンタメのカタチで啓蒙をするため、というのもありますが、エンタメそのものを世に提供する目的もあります。

大衆が、魔法ファンタジーやバトルものに興奮する心理はわかります。しかし、それらの多くはバトルシーンが残虐すぎたり、会話が意地悪すぎたり、下ネタが下品すぎるものばかりです。

エンタメの多くは、視聴する人の心を病んでしまうのです。

ですから私は、魔法ファンタジーでありながらもあまり残虐すぎない、あまり意地悪な人が登場しないさじ加減で、お話を書いています。

 

厳密に言えば、バトルものである時点で、人の心に与える影響としてはアウトで、『となりのトトロ』みたいなほのぼのとしたものを、大衆は数多く視聴すべきです。しかし、匿名希望さんがそういうテイストで児童文学を幾つか書いても、その反響があまり芳しくなかったのを鑑みて、私は魔法ファンタジー的なジャンルで書いています。

これからも、時代の平均値のテイストを模索していくでしょう。

 

 

心地よいものを使って、生活を楽しんだらよい

ある読者さんが、私に報告をしてくれました。

私の書いた『世界樹』というラノベを使って、声優さんのようにセリフの練習をしているのだそうです!私はとてもうれしくなりました。

グロい戦闘も執拗なイジメもない脚本で、お芝居は楽しむべきです。

またある読者さんは、「キキちゃんのマネをしてダンスの練習を日課にすることにした」と報告をくれました。

「キキちゃんを目標に、強くて可愛い女になりたいと思いました」と言ってくれる人もいました。

私のラノベの哲学的なセリフを、ノートに書き写すという人もいます。

これが、「活用」ということなのです!

 

「私のラノベを使ってお芝居やお絵かきをしなさい」と言いたいのではないのです。

あなたにとって心地よいと感じるコンテンツを使って、お絵かきや演奏やお芝居を楽しむべきなのです。「流行してるから『うっせぇわ』の練習をして披露しよう!」という考え方は、心の健康に良くないのです。

 

絵を描くのが好きだとしても、グロい絵や嫌味なキャラを描いていて幸福感に浸れるはずはないのです。さわやかなキャラや、明るいものを描いていたほうがよいのです。

 

 

人それぞれに「このキャラは優しくて可愛いから好き」と心がゴキゲンになるキャラ・作品があるはずです。

そういう作品を何度も見たり、それを描いたりセリフを真似たり、するとよいです。

さわやかで優しい友を選んで交流するとよいです。

さわやかで優しい彼を選んで恋愛するとよいです。

 

それが、幸せに暮らすコツです。

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