心理学を勉強しようと興味を抱いたり、心理カウンセラーになりたいと志す人(志したことのある人)がいるでしょう。
その感性はとても良いことと言えるのですが・・・
現代の心理学は「人を丸め込むための話術」にすぎない・・・
「人の心はどうなっているんだろう?」と探求しようとする心理学という分野は、もともとは良い学問だったと言えます。
しかし、現代人が心理学を学ぼうとすると、その内容はいつの間にかにすり替わってしまい、とても危険なものになってしまうのです・・・
現代の心理学はもっぱら「こういう言い方をすれば人を丸め込める!」という卑しい技術論ばかりです。「男が女を口説くにはどうすればいいか」「消費者にモノを売りつけるにはどうすればいいか」といった内容ばかりを、心理学は扱います。
これは良い学問とは言えません。
こうした観点で理解の深まった人がカウンセラーをしても、人の心の闇を晴らしてあげることはできません・・・
心理学の堕落に気づけない人々・・・
心理学に興味を持つ人、特に学生の段階で心理学の大学など進もうとする人は、人間関係に心を痛めて、「もっと善く生きるにはどうしたらいいんだろう?」という動機の人が多いです。それは良い感性と言えます。
そうして心理学の勉強をしていくと、いつの間にかに教わる内容が「人を丸め込む話術」に成り下がっていくのですが、そのさなかで「あれ?私が学びたかった心理学ってこういうものじゃないはずだわ!学問の内容が腹黒くなっているわ!」と気づける人が、とても少ないです。
そして気づかないままに学者やカウンセラーになり、またはそこで学んだことを不誠実な商売や恋愛に濫用します・・・。
名声のある教授や著者ですらも、教えている内容が腹黒いですし、それが心理学の本質を見失ってしまっていることに気づいていません。
すると大半の生徒は、「教授がこういうことを教えているんだから、こういうことを理解すればいいのだろう」と思ってしまいます。心理学を、「楽に生きる」というよりも「楽に人を騙してお金や名声や異性を得ること」に濫用してしまいます・・・
ざっくりと言って、心理学は非常に腐敗しています。
心理学だけを凶弾する記事ではないです
この記事は、心理学だけを凶弾する記事ではないです。どこの学問によせ、本質を見失っていたり、商売に成り下がっていたりします。
心理学は、スピリチュアル好きな人が興味を抱きやすく、宗教・神話・スピリチュアリズムなどと同じように心の救いを求める対象になりやすいため、「気を付けて!」と書きたいのです。
大学や専門学校自体が、もう軒並み「金儲け商売」に成り下がってその本質を見失っています。
企業の宣伝やワークショップ講師などが危険・・・
心理学の腐敗が厄介なのは、それが社会全体の不誠実さに波及してしまうことです。
企業がモノやサービスを宣伝するときの宣伝文句や、「お値段そのまま!」と言っておきながら内容量を少し減らすような偽善に、心理学は濫用されています。
また、各種ワークショップ講師の集客トーク、集客のためのFacebook投稿なども、もうすっかりこうした心理学に基づいた卑しい言葉ばかりです・・・