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結婚は、愛は、本当に難しい

少なくとも現代日本において、結婚というのものはあまり上手く機能していません。

結婚をしたら、幸せになれるのでしょうか?

そう感じている人は少ないです。

 

 

支配か、または溺愛になってしまう

「男性が女性を守る、男性が女性を扶養する」ということが前提の日本の結婚は、あまり良い結果を生まないのです。

 

まず、多くの夫婦において夫は、「養ってやってるんだから言うことを聞け」という考え方をします。妻に偉そうに当たり、妻はヒステリーを喰らったり、「タバコを辞めて」と言っても無視され、辛い思いをします。しかし夫の給料に依存しているので、逃げ出せません。夫は妻が逃げ出せないことをわかっています。そして付けあがり続けます。

 

もっと優しい夫もいます。「酷い夫にはならないぞ!」と肝に銘じています。

こういう夫婦は幸せになるのでしょうか?

支配的にならない夫は今度は、妻を甘やかしすぎてしまうのです。

人は、それぞれが自立的に生き、健康的に暮らすべきです。労働や健康の仕方を各々が掴んでいくことが大切です。しかし、虚弱・内気でありがちな女性に対して男性は、「僕が養ってあげる!」と言って甘やかしすぎてしまいます。

妻は家にこもるか、または週に15時間くらいだけ働いて、あとはワイドショーでも見ながら過ごします。すると、体はますます弱体化し、心はますます労働を怖くなり、弱ったハムスターのようになってしまいます・・・

それでも夫の扶養があるから生命維持は出来ますが、元気に旅行することも出来ず、労働に自己存在価値を感じることも出来ず、「虚しいな」と落ち込みます。幸せではないのです・・・

 

 

男は、足りない分だけを埋めてやるのがよい

では結婚はどうあればよいのでしょうか?男女はどうあればよいのでしょうか?

彼氏が彼女よりタフなら、「守ってあげる」というスタンスでいることは良いでしょう。しかし溺愛をするのではなく、彼女がまずは懸命に働き、懸命にご近所づきあいし、懸命にパソコンのプリンターを接続するのを見守ります。

そして、少し足りない部分だけをカバーしてやるとよいです。出来るようにアドバイスや手引きもしてやります。

すると彼女は、自立的な大人になっていきますし、よく汗を流し食事に気を付け、健康管理できる大人になっていきます。

男が注ぐべき愛情とは、こういう感じです。

親が子に注ぐべき愛情も、こういう感じです。

 

日本人の99%が、「愛する」ということをよくわかっていないのです・・・。

 

 

愛しているだけでは結婚は上手くいかない

男女は、深く愛しているだけでは上手くいきません。過保護になってしまうからです。

男女はともに、それなりに恋愛を経たほうがよいです。そして、「甘えすぎちゃいけない」「甘やかしすぎちゃいけない」といったことを体験的に理解したほうがよいです。

すると、妻を過保護にせず適度に見守り適度に助ける、バランスのよい結婚が出来ます。

 

妻か夫が、「過保護で弱体化しているだけだ」と感じるなら、離婚を積極的に検討するのもよいです。過保護にしすぎてしまう夫に対して、「あなたの愛は重すぎる」と言っても理解してもらえないでしょう。

依存的な妻に対して「君はノンキすぎる」と言っても理解してもらえないでしょう。

他の口実でもよいので離婚して、依存できない環境を無理やり作ってやるほうが、長い目で見て相手のためになります。

 

カップルの中にはこのように、「好きだけど敢えて離れる」という選択をする大人びた人たちもいます。

 

 

女性は、自分の目標を再確認するとよい

女性はまず、自分がどう生きたいと思っているのかを自認すべきです。

「自立的に、強くなりたいわ」と思っているのでしょうか?

それとも、「社会は辛い。早く養ってくれるオトコを捕まえたい」と思っているのでしょうか?

「自立的になりたい」と思っているのだったら、「養ってやる」と言ってくる男性とは相性が悪いのです。互いが理解を出来ません。

恋愛をするのはよいですが、弱体化させられるような付き合いは避けるべきです。

そして、「働くのが辛いから養ってもらいたい」と思っているなら、結婚ではなく親に守ってもらったほうがよいです。

 

 

また、日本は、「夫のことをそんなに好きではないけど養ってくれるから結婚する」という考えの女性が多いです。こういう女性は結局、幸せになれてはいないです。

「そういう結婚じゃ虚しいだけだよ」とドラマや映画がいくら言っても、日本人はこういう結婚をし続けます・・・

 

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