地元の人からどう見えるか?
- acousticlife111
- 9月9日
- 読了時間: 3分

「〇〇国の人は愛想が良い」という印象を抱く人もいれば、同じ国を旅行して「愛想よくなかったよ」と言う人もいます。このギャップは色んな要因がありそうですが、その1つが、「自分の振る舞い」です。
バックパッカーは庶民的だから、愛想よくしてもらいやすい♪
バックパッカーが各地のジモティに優しくされやすいのは、「私と同じ庶民だ」という印象を与えているからでしょう。「カネ持ってなさそうだな、よし助けてやろう」と感じます。
高級旅行者は、高そうな服を着て、自分の裕福さを誇示したがるものです。それを「いけすかない奴だな」と思う人もいるわけです。または「自分とは違う世界の旅行者だ」と感じます。すると目を合わせたくも微笑みたくもなくなります。
または「表情」です。現地の子供やほがらかな人は、ニコニコしている旅人に親近感を抱きますし、「話しかけやすそうだな」と感じます。ムスっとしていると人情体験は生まれにくい、と言えます。子供からも話しかけられにくいです。
あなたの旅先での交流がなんか名刺持っているような人ばかりなら、人情というよりも「こいつカネ持ってそうだな」という印象から掛けられている声が多そうです。観光業者でないとしても、外国人と知り合ってビジネスを広げたい、と企んでいたりします。
「チーノ!」と言われてイラつく??
近年、「海外で『チーノ!』を声を掛けられ、中国人と間違われる・侮辱されるのがイラつく」とSNSなどに書く人が多いですよね。
僕も旅先で「チーノ?」と言われたことが何度もありますが、イラつくと感じることはあまりないんですよね。「ジャパンだよ(*'▽')」と応えたくはなりますが、イラつくというほどのこともありません。これ、思うんですけど、「チーノと言われてイライラする人」は、自分が中国人を下に見ているから、という心理がありそうです。自分より下等な生き物だと思っているから、それに間違われるとシャクにさわります。「侮辱すんなよ!」と怒っている自分が、他者を侮辱してるわけですね 笑
また、中国人が侮蔑的に「チーノ!」「チーノ!」と言われるのは、「爆買い」的な節操のない振る舞いをしているから、という因果があります。日本人も、東京に来る中国人を見るとき、「ケバい化粧して、集団で大声出して、くだらないもの買っていくんだな」と軽蔑的に思います。それは残念ながら、80年頃から日本人が海外でやってきた振る舞いです(笑)「金持ち気どりのオバちゃん」みたいなやつです。
それに近い、バブリーな格好や振る舞い(買い物、大声)をしている人ほど、現地の人に「チーノ!」とからかわれやすいわけですね。
オシャレを気取ると、むしろ浮くことが・・・
日本人の、特にハワイとかフランスとか好きそうなセレブさんは、「海外旅行ではオシャレな服を着ていたい」と考える傾向があります。そのオシャレな自分に酔いしれていますが、それが地元の人から見ると「おのぼりさん」「お高く留まっている」と見えるわけですね。
私たちが日本の暮らしの中で欧米人観光客を見かけるとき、彼ら彼女らはかなり普段着っぽい服を着ていることに気づくはずです。おそらく日本人も、それくらいまで自然体に剥けたほうがよいのだろうと思います。
ビーチリゾートならまだ、高そうなワンピなど映えそうです。しかしそれ以外のエリアでは、Tシャツにジーンズ、的な庶民的な服装のほうが、色んな意味で溶け込みやすいと思います。
別にそれぞれが好きな服装で好きなことを楽しめばよいと思うんですが、自分の放つ印象が他者からのリアクションに影響している、ということは理解しておくと良いと思います。誰とどんな交流をしたいのか、求める体験によって、服装や振る舞いを変える必要もありそうです。
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