マチュピチュやウユニ塩湖だけじゃない!南米はバックパッカー天国だ!
世界の5大陸の中でも、あまり日本人バックパッカーの足が向かない南米。
航空券代だけで15万くらいかかり、移動時間も長く面倒なので、どうしても優先順位が下がるようです。
しかし、ウユニ塩湖のブームが起きてから、マチュピチュと組み合わせてここに訪れる旅行者は増えています。
でも、ちょっと待って!
南米をマチュピチュとウユニ塩湖だけで終えてしまうのは、あまりにももったいない!!
南米は遺跡とロマンの宝庫!ペルーだけでも1か月は欲しい!
マチュピチュがあまりにも有名だというだけであって、南米にはバックパッカーを興奮させる楽しい遺跡が山ほどあります!特にペルーには多いですね。
面白い遺跡だけをかいつまんでつないでも、1か月くらいは必要になりそうです。さらに、ナスカの地上絵という古代ロマンがありますね!
南米旅行をマチュピチュとウユニ塩湖だけで終えてしまうのは、ディズニーランドをミッキーとの記念撮影だけで帰ってくるようなものです(笑)
ピサック遺跡はマチュピチュよりも広い!
マチュピチュのような山上の広大な集落遺跡が、ペルーにはもう1つあります。それがピサック遺跡。広さはマチュピチュ以上で、しかしマチュピチュほど整備されていないので、うかつにウロウロしていると遭難できます(笑)
それほどまでに広く、自由度が高く、遺跡と広大な山岳大自然の冒険を一度に楽しめて、満足度は★★★★★★★!
チャンチャン遺跡はドラクエファンにはたまらないユニークさ!
チャンチャン遺跡も必見です!
ここは、壁画文化を色濃く持つペルーらしい遺跡ですね。コミカルで可愛らしい壁画や石像があちこちにあり、まるでドラクエでモンスターに遭遇したみたい♪
遺跡もかなり広く入り組んでいて、ダンジョンを探検しているような楽しさがあります。
公共交通手段では来られないので、現地のデイリーツアーに参加しましょう。
サンタカタリナ修道院は、まるで町のよう!
教会や町歩きの好きな人におすすめなのが、アレキパの町のサンタカタリナ修道院です。
高い外壁に包まれてひっそりと存在するこの修道院は、中に入ってみるとすさまじく広大で驚きます。修道院というよりも「町」という感じで、たくさんの美しい教会や中庭を抜けて歩き、時間を忘れてしまいます。
修道院の生活を思いながら歩くのもよいですが、ヨーロッパのどこにもない国に迷い込んだ気分で、このカラフルな町を歩くのも楽しいです♪
葦(あし)が敷き詰められた島ウロス島も楽しい!
チチカカ湖に浮かぶフシギな島。トトラという葦草を敷き詰めて島を造り、そこで大勢の人々が生活しています。彼らは先住民のアイマラ人で、民族衣装を着た原始的な暮らしも観ることができます。
ここでは、船も家もベッドも、すべてが葦!
モアイの鎮座するイースター島もお忘れなく!
世界の古代遺跡の中でもひときわ謎に包まれているモアイ。それが見られるイースター島も、南米・チリを基点に訪れる場所です。
島には独自の言葉が色濃く残り、素晴らしい伝統舞踊も見ものです。
原住民族やローカル文化が好きな人にとっても楽しいでしょう。
南米周遊にはどれくらいの日程が必要?
飛行機代が高く、見所が多いことから、南米に降り立つバックパッカーは1か月~3カ月の長期放浪者が多いです。
南米の文化をかいつまんでつなぐだけでも1か月、遺跡をあちこち遊び倒したいなら、3カ月はやはりほしいですね。
実質的に、世界一周旅行をしている人の姿が多いです。
南米バックパッカー放浪の注意点は?
「東南アジアをさすらえればどうにかなるでしょ♪」とのんきに構えていると、意外とてこずるかも!?
英語が通じない!スペイン語は意外とわけがわからない!
東南アジアや中東とは違って、南米では英語があまり通じないです。首都や観光地の食堂もメニューはスペイン語で、スタッフも英語が通じません。
スペイン語もローマ字の言語ですが、思いのほか英語とは違いが多く、知識なしだと食事も移動も大混乱!最低限、「地球の歩き方」の簡単スペイン語集のページをすぐに開けるように準備しておきましょう。
常夏ではなく、意外と寒い!
南米は「南」という字が付くだけに、常夏の暖かいところだと思っていませんか?
それは間違い!暖かいのは赤道に近い北部だけで、全般的には結構寒いです。高知は特に寒くなります。
バックパッカーは安宿を渡り歩こうと考えますが、南米の安宿はお湯シャワーや暖房のないところが多いです。これが凍えるほどにキツく、かといって設備の良いゲストハウスを選ぶと旅費が高騰し・・・と、なかなかバックパッカーを悩ませてくれます。
高山病に気を付けて!
マチュピチュをはじめとして、南米の観光名所は高地にあるものが多いです。
ボリビアの首都ラパスは富士山よりも高い場所にありますからね!
マチュピチュに行くなら、少しずつ高度を上げて体を順応させていかないと、マチュピチュ観光中に倒れる、観光する直前に倒れる、という致命的なアクシデントに見舞われかねません。
すると、すぐにマチュピチュに行きたいと願っていても、無駄に途中の町で2~3日ずつ滞在するような、ゆったりしたスケジューリングが必要になります。
高地になってくると、町を歩いているだけでも息切れして体調を崩すので、本当にゆったりした時間の過ごし方や慎重なスケジューリングが大事です。
高山病にかかったとき、「マテ茶を飲めば大丈夫だよ」と言われるかもしれませんが、それだけではほとんど回復しないことも多いです。
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