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バックパッカーの初放浪のオススメルートはコレだ!



アンコールワット遺跡の近くにあるタ・プロムも必見!

「バックパッカー放浪をやってみたい!」と漠然と思ったばかりのときは、どこの国が良いのかよくわからないのではないでしょうか。

「東南アジアが良いのかな?」といううっすらとした知識はあっても、初心者にとって東南アジアの国々はどれも同じように見えますよね(笑)

初放浪にオススメのルート、ご紹介します♪



カンボジアはバックパッカーの登竜門!

アンコールワット遺跡群は童心に返れる場所!

東南アジアには様々な国があり、放浪するにも様々なルートがあります。

中でもオススメしたいのは、カンボジアです!アンコールワット遺跡群を最終目的地に見据えるようなルートがオススメ。


なぜカンボジアなのか?

カンボジアには、バックパッカーの登竜門的な環境が、とても都合よくそろっているのです^^


その1.達成しがいのあるゴール!

アンコールワットに代表されるアンコール遺跡群は、世界でサイキョーと言えるくらい、素晴らしい遺跡です!

何をもってサイキョーと言うかは難しいところがありますが、とにかく、規模、数、面白さ、美しさ・・・どれもこれもすさまじいです^^

「遺跡なんてキョーミないんですけどー」って言われちゃうと元も子もないんですけどね、あなたがもし、「遺跡」「童心」「冒険」「RPG」「ドラクエ」といったキーワードに惹かれるなら、アンコールワットは間違いなく、あなたを感動の嵐で包みます^^

断言します!!


その2.日本人宿が充実している!

アンコールワットの観光拠点となるシェムリアップには、ゲストハウスが山のようにあります。

さらに、日本人が多く集まる「日本人宿」も、たくさん。バックパッカー初心者にとって日本語で情報交換してもらえることはとても助けになるでしょうし、バックパッカー仲間との交流は、とても思い出になるでしょう^^

各地でバックパッカーは減少気味にありますが、シェムリアップで日本人パッカーに出会えないなんていうことは、地球が明日滅びる確率よりも、低いとおもいます(笑)


その3.≪国境越え≫が味わえる!

陸路での国境越えというのは、何回やってもハラハラするもので、だからこそ、国境越えはバックパッカーの登竜門的な体験!

飛行機でカンボジア入りすることも出来るのですが、そこは敢えて、陸路で国境越えしちゃいましょうよ♪

タイ→カンボジアのほうが利用者が多く整備が進んでるので、ベトナム→カンボジアよりも難易度は低いと思います。


私は、2003年に初めて海外に出て、初めてベトナムからカンボジアに抜けるとき、灼熱の荒野の下、右も左もわからず、怖い顔したライフル銃の兵士に追い回されて国境越えしたスリルは、いまだに忘れられない、良い思い出だったりします♪


その4.≪バイタク≫と≪相い乗り≫が経験できる!

バイタクの活用やミニバスを相い乗りしての節約移動は、バックパッカー放浪の基本となるテクニックです。

アンコールワット観光に3日も費やすなら、バイタクに乗らないことはまず無いでしょうし、おそらく、ミニバスを相い乗りして郊外遺跡に行くことにもなるでしょう。

シェムリアップでのバイタクは、≪交渉≫というプロセスはほぼ無いでしょうが、バイタクとの交流やバイク移動の雰囲気はつかめるでしょう。


その5.物価が安い!

物価のハナシはまた別途するつもりですが、とにかくタイやカンボジアあたりは、物価が安いです。

≪安い費用で海外経験ができる≫というメリットもありますし、≪失敗したときの損失額が少ない≫というメリットもあります。

タクシーとの交渉、土産物屋との交渉など、どうしても経験を積まないとスキルは磨けません。物価の安い地域で経験をしておけば、不慣れなうちの損失額も最小限で済みますよね。



天下のアンコールワットも、≪セレブ旅行≫じゃ魅力半減・・・。

近年、アンコールワットに行く若い女の子がとても増えてると感じます。

きっと、メディアや友人の旅レポートに触発されてのことかと思うんですが、誰かが「アンコールワットってオススメ!」と言うとき、それはまず間違いなく、

≪日本人宿(ゲストハウス)という安宿空間や交流≫

そして、≪国境を越える冒険≫を含んだものだと思うんですよ。

天下のアンコールワットと言えども、飛行機でちゃちゃっと乗り込み、交流のない4ツ星ホテルに泊まったのでは、魅力も半減してしまいます。文字通り≪半減≫です。

イタリアのヴェネチアなどは、高級パックツアーでも構わないと思いますが、カンボジアという場所は、バックパッカースタイルでさすらうことで、その真価を発揮するのだと感じます^^


また、遺跡に興味があるなら、アンコール遺跡群の観光は3日以上は確保しましょう!

とにかく遺跡がたくさんあるんです^^



はみだし情報

アンコール遺跡群の遺跡たちは、「近郊の遺跡群」と「郊外の遺跡」に大別されます。

「近郊の遺跡群」は、バイタクの1日チャーターで効率よく周れます。10ドルほど払えば、7~8個の遺跡は一挙に見れるんですよ。

しかし、「郊外の遺跡」に関しては、乗り合いのミニバンで行くことになり、移動費が別料金になります。

1つか2つ見るだけで、一人10~20ドルはかかるでしょう。1人2人でチャーターするなら、100ドル近くかかるかもしれません。


で!


多くのゲストハウスでは、この追加の移動費を稼ぎたいために、ベンメリアやクバールスピアンなどの郊外遺跡を、ものすごく勧めてきます!

ベンメリアは特に、「ラピュタみたいだから!」という殺し文句が強烈で、ノっちゃう日本人がとても多いのですが、私は正直、ベンメリアにわざわざ遠出するほどの魅力は感じません^^;(ベンメリアはラピュタのモデルではありません!)


良し悪しは主観がかかわってくるところなので、あくまで「私の意見」にすぎませんが、ベンメリアのような朽ち果て具合は、近郊遺跡のプリア・カンが勝りますし、ラピュタっぽい雰囲気という点では、やはり近郊のタ・プロム遺跡が勝ります。

ガイド(バイタク)たちの意見も同様で、仲良くなってからホンネを聞くと、「ベンメリアはぶっちゃけ大したことはないが、お金がガッポリ稼げるからゴリ押ししてる」と打ち明けてくれます。

近郊遺跡だと1日10ドルしか稼げませんが、郊外遺跡だと100ドル近く稼げますからね。そりゃ旨いハナシです。



まとめ

いかがでしたか?

バックパッカー放浪に冒険的要素を期待するなら、アンコールワット遺跡を目指すルートがとにかくオススメです!

たくさんの種類の、たくさんの感動を味わえるでしょう♪

ワクワクし、ドキドキし、大笑いし、泣いてしまうかもしれません。助けられ、だまされ、人と出会い、孤独に直面します。

今まで体験したどんなテーマパークよりもRPGよりも面白くて、あなたはバックパッカー放浪がヤミツキになってしまうでしょう^^



もっと知りたい!バックパッカー放浪初心者のオススメルート!

遺跡にはあまり興味がない、アンコールワット遺跡にはあまり興味がない、そんな人もいるかもしれませんね。

初心者バックパッカーにオススメできるルートを、他にもご紹介していきましょう。



タイ周遊なら難易度が低い♪

タイの周遊は、東南アジアのバックパッカー放浪の中でも比較的難易度が低いです。それでいてバラエティに富んだ体験が出来るので、かなりオススメですね。

タイにはこんな特徴があります。


  • 価格が安いLCCの直行便がある!

  • 日本人バックパッカーが大勢いる!

  • 海外旅行・バックパッカー放浪のインフラが充実している!

  • 本格的な遺跡や大自然が楽しめる!

  • 山岳民族など、日本とは大きく異なる文化が楽しめる!


タイの首都バンコクまで、エアアジアやスクートエアの直行便があります。また、JALの子会社LCCもこの路線を就航する予定だそうですね。

飛行機の乗り換えは初心者には戸惑いますし、時間もかかり、疲れるので、初めてのバックパッカー放浪は直行便だとラクラクです。

タイを選ぶにあたって要注意なのは、「バックパッカーならバンコクより北側を目指そう!」ということ。南側は快楽的なビーチエリアが多く、バックパッカー的な冒険は少ないですし、トラブルに遭いやすいです。遺跡やのどかな町、少数民族の村があるのは北の方です。



異文化体験に憧れるなら、ラオスがオススメ!

「ラオス?聞いたことないなぁ。バックパッカーの知り合いでもそんな話はしていなかったし・・・」といぶかしげるかもしれませんね。

そう。ラオスは東南アジアやバックパッカー放浪の中でも、やや穴場な国です。

なぜなら、何も無いから(笑)

ラオスにはアンコールワットのような立派な遺跡はなく、世界的に有名な自然景勝地もお寺もないです。そのため、近郊国に比べて圧倒的に外国人旅行者の数が少ないです。

外国人旅行者が少ないゆえに、観光地開発があまり進んでいなくて、今でも古き良き素朴な風情を多く残しています。

バックパッカー放浪に憧れる人には、木でできた高床住居や緑いっぱいの村、はだしではしゃぐ子供たちの姿を見たい人が多いのでは?

そういう風景を最も体験しやすいのが、タイよりもベトナムよりもラオスなのです♪


またラオスのルアンパバーンでは、仏教僧の托鉢が盛んです。こうした宗教的な風景を見てみたい人も、ラオスでは感動度合いが高いでしょう。



初めてのバックパッカー放浪。日程は何日くらい必要?

イメージしづらいのが、「何日くらいあればバックパッカー旅が出来るのか?」ということですよね。仕事先と交渉して休暇をとらなければならないので、これはなかなか重要なことです。


10日もあれば、とりあえずは酸いも甘いも体験できる。

「アンコールワットが見たい」というだけであれば4~5日程度でも可能なのですが、きっと遺跡や観光名所を見るだけでなく、泣いたり笑ったり、人と出会ったり迷ったりするようなプライスレスな体験に憧れていることでしょう。

それなら、10日くらいは欲しいところです。

10日もあれば夜行バスを使った長距離移動を3~4つは繰り返すはずで、そこに大きな感情の動きや出会い、ハプニングや悲しみもあるでしょう。

4~5日程度でやや疲れてくるはずで、そんなテンションの下がったときの心の機微や乗り越えも貴重な体験です。

また、10日もあればノースケジュールの日を1~2日挟めるハズ。現地で出会った人の情報から、行く前には知らなかった場所、興味のなかった場所に突如行ってみたりすることも楽しいですよ♪


初放浪が1か月だと、ダウンしたときにキツイ・・・

2週間、3週間、1か月・・・と、長ければ長いほどさすらいがダイナミックになりますし、バックパッカーらしくなってきます。

でも、「初めてのバックパッカー放浪」なら、1か月はちょっと長すぎるかもしれません。あまりおすすめは出来ないです。

憧れたバックパッカー放浪をやってはみたものの、「思ったよりキツイな」と感じる人もいます。そんなとき、まだ残りが3週間以上もあるとなると、かなり苦しいです。

決めてきた旅程を遂行していくのも苦しいし、さすらいをやめて今いる町で無難に過ごすとしても、退屈すぎて苦しいでしょう。

「ドミトリー宿泊の予定をシングル泊にする」「衛生状態のよい高級レストランにばかり入る」といった対策をとれば旅行は楽になりますが、それを1か月続けるとなると旅費がすさまじい金額に跳ね上がります!

そのため、まずは自分がバックパッカースタイルの旅行に適応できるかどうか、10日間程度の日程で試すのが良さそうです。



始めてのバックパッカー放浪で中東やインド、ヨーロッパは可能?

初めてのバックパッカー放浪でピラミッドやスフィンクスに会える?

バックパッカー放浪と言えば東南アジアから始めるのが定番ですが、エジプトなどの中東、インド、ヨーロッパにどうしても行きたい!という人もいることでしょう。それは可能なのでしょうか?


中東はやや難易度が高い!不可能ではないが覚悟は必要。

エジプトやヨルダン、イスラエル、レバノンなどの中東地域は、東南アジアに比べて難易度がやや高いです。

まず、「英語がぜんぜん通じない!」という場面がかなり増えます。しかも中東のアラビア語はミミズみたいな文字で、数字すらも私たちが普段見ているものとは大違いで、ちんぷんかんぷん!ローカルバスに乗ろうとしたら、行き先どころか車体番号すらわからなくてビックリ!なんてことがザラで、かなり苦労します。

また、商売人にはがめつい性悪な人が多く、しかもとてもしつこいです。東南アジアも性悪な商売人が多いのですが、それ以上に手ごわいので、初めてが中東旅だと、かなりの金額をボッタクられてしまいそう・・・

日本人バックパッカーの数も少なくなります。

初めてのバックパッカー放浪で中東は、不可能ではないですが、ある程度冒険心のある人向きですね。


インドは大変!初めてのバックパッカー放浪では避けて。

インドは、東南アジアよりも中東よりもさらにカオスな国です!

ボッタクろうとする商売人の数が多いですし、その手口も巧妙で、しつこいです。

衛生状態が悪く、不快に感じたり病気になってしまうケースも多いですね。

列車には行き先の表示がなく、駅員の数はとても少なく、いても不親切、夜行列車では盗難が多発しているし、建て付けが悪くすきま風がぴゅーぴゅー寒い・・・

と、まぁ大変なことが目白押し!

東南アジアの放浪で一通りの免疫とテクニックを身に着けてから挑んだほうがよいですね。

インドでは、お酒は飲まないこと!


ヨーロッパは難易度が低いが、お金がかかるのでスキルが必要!

ヨーロッパのバックパッカー放浪は、安全快適ゆえ難易度自体は低いです。もちろん東南アジア以上に簡単ですし、トラブルも少ないです。

でも、初めてのバックパッカー放浪でヨーロッパはお勧めできません。それは、バックパッカースタイルに慣れていないと旅費がとてもかかるから!

ヨーロッパでは、シングル泊5,000円、レストラン食2,000円です!これでは1週間さすらうだけでも20万円、30万円になってしまいます(笑)

東南アジアでバックパッカースタイルを経験し、ドミトリー宿に適応できるようになっておきましょう。また、ローカル食堂で食べる感性や菓子パンなどでしのぐ知恵、安いバスでの移動スキルなどを培っておきましょう。

そうすれば旅費がけた違いに安くできますし、ディープなヨーロッパも観ることができます♪



初めてのバックパッカー放浪で国境越えって可能?

「陸路国境越えですごいてこずった!」なんてバックパッカーのブログでよく見ますよね。

でも国境越えってなんだか楽しそうで、上級者っぽくて、体験してみたいと憧れているのでは?

陸路の国境越えは、初めてのバックパッカー放浪でも可能なのでしょうか?


初めてのバックパッカー放浪でも可能。バスに置いていかれないように気を付けて!

初めてのバックパッカー放浪でも、陸路国境越えは可能です。ちょっと戸惑うかもしれませんが、そのドキドキこそが醍醐味です♪

国境越えは、主要なルートであればツアーバスで断行することになるはずです。国境までA国発のバスで行き、国境越えの手続きを済ませると同じ会社のB国発のバスに乗り換えて、首都や最寄りの大都市に移動します。

2か国をまたいで先導できるツアースタッフはいないので、国境についたら自分で国境越えの手続きをすることになります。

とはいえ、同じバスに乗っていた人々も同じ目的ですから、彼らについていけば国境越えの窓口にはたどり着けます。彼らと同じように列に並び、彼らと同じように出入国カードに記入しましょう。

誰かに話しかけなくても良いですが、同じバスの乗客で目立つ格好の人を2~3人はチェックしておいて。出入国の手続きを終える頃には、同乗者たちはかなりばらけています。そして、あなたを次のバスに道案内してくれる人はいないので、目立つ格好の同乗者を追いかけて、彼と同じバスに乗り込みましょう。

こんな感じで振る舞えば、国境越えの知識やスキルがなくてもどうにかなります♪



バックパッカーの初放浪、一人旅でも可能?

初めてのバックパッカー放浪が一人旅でも可能かどうかは、個人差がかなり大きいです。

海外旅行すらしたことがない、国内旅行も一人ではしたことがない、というような人は、バックパッカー放浪を一人で敢行すべきではないでしょう。立ち往生するほどのトラブルに遭うでしょうし、バスチケット購入などの交渉のストレスに押しつぶされてしまいそうです。


海外旅行の経験が一通りあり、空港で何をするのか、どうやってホテルチェックインをするのかわかっている、外国人に英語で話しかけたことがある、という人なら、充分可能です。バックパッカーのスキルがなくても、「やろう」というバイタリティさえあれば可能です。

現地で何をすべきかは周りの人が教えてくれるので、「エクスキューズミー?」と話しかける度胸さえあれば、どうにかなります。


不安の大きい人は、初めてのバックパッカー体験ではバックパッカー放浪経験のある人に連れていってもらったほうが無難です。彼の振る舞いを見ながら、どんなふうにチケットを買ってどんなふうに安い食堂を見つけるのか、学習しましょう。


不安が大きいとしても、バックパッカー初体験の友人と2人でいくのはお勧めできません!

彼(彼女)がかなり優秀ならよいのですが、そうでないなら足を引っ張り合って大変なことになってしまうでしょう(笑)

ケンカにもなってしまいやすく、共に行動するのもつらいし個人行動するわけにもいかないし・・・と八方ふさがりになってしまいます。ケンカしながらも助け合い、なんとか切り抜けるでしょうが、あまり良い思い出にならないかもしれません。



バックパッカーの初放浪、女性の一人旅でも可能?

上のトピックは、女性読者も想定して書いています。つまり、女性であっても一人でバックパッカー放浪をすることは可能です。

実際問題として、一人でバックパッカー放浪をしている女性は大勢います。


女性の場合、向き不向きを見定める大きなポイントがあります。

「NO!」と力強く言えるかどうか、です。

女性には、「嫌です」「やめてください」といった拒絶の言葉を強く言えない人がいますよね。そういう女性は一人きりでバックパッカー放浪をするのは危険です。

ナンパをあしらうことができなくて性的トラブルに遭いやすくなってしまいますし、土産物屋や自称ガイド、バイタクなどの勧誘を断れずにボッタクられてしまいます。

バックパッカー放浪をするなら、怖い顔で「NO!」と怒鳴るたくましさも必要です。



バックパッカー初放浪を円滑に楽しむコツは?

バックパッカー放浪では人との交流も楽しもう!

バックパッカー放浪に挑戦するにあたって知っておきたいさすらいのコツ、ご紹介します♪


時には他の日本人バックパッカーに同行させてもらおう。

バックパッカー放浪は、様々なことを自分(たち)で切り抜けていくことが一つの醍醐味です。そうは言っても、すべてを自分で解決しようと気張りすぎる必要はありません。

特に初めてのバックパッカー放浪で、「この町はよくわからないな」「一人では危険だな」と感じたなら、旅先で出会ったバックパッカーたちの力を借りましょう。


初めての夜行バス移動でどうしてよいかわからないなら、バス待ちをしている日本人バックパッカーに声をかけて、向こうの町まで同行させてもらうとよいです。夜行バスでバックパックはどうするのか、夜中のバスの中でどう防犯するのか、どう退屈をしのぐのか、おしゃべりしながら教えてもらいましょう。

次の町についたら、どうやってローカルバスに乗り換えるのか、どうやってタクシーと交渉するのか、どうやってゲストハウスを探すのか、手本を見せてもらいましょう。


行きたい遺跡や観光地まで、移動がちょっと大変そうなら、ゲストハウスの中で「明日〇〇遺跡に行く人はいませんか?」と皆に声をかけ、1日だけ一緒に行動させてもらいましょう。大抵のバックパッカーは、こうしたプチ同行を歓迎してくれますよ♪

タクシーを折半してお金を浮かせたり、バスの乗り方のコツを教えてもらったり、してみましょう。


あまり旅程を詰め込みすぎないこと。

京都旅行に行くなら、3日間めいっぱいにスケジュールを詰め込むでしょう。

しかしバックパッカー放浪をする場合には、スケジュールは詰め込みすぎないほうがよいです。理由が2つあります。


1つは、疲労やアクシデントがあるから。

バックパッカー放浪は、重い荷物を背負いますし、高級旅行よりもよく歩きます。ワイルドな観光地に行くことが多いです。すると、4~5日も精力的に動くと疲れが出るでしょう。そこで無理すると体調を大きく崩しやすいので、「宿の周りでのんびり過ごす日」というのを週に1日くらいははさんでおくとよいです。

その日は大きな観光は避け、食事で外出したり、近所を散歩する程度にとどめましょう。宿の中で他のバックパッカーとずっとおしゃべりをしていたり、ゲストハウスのラウンジに転がっている本を読みふけったり、そんな過ごし方もよいものです。

また、朝6時に到着するはずだった夜行列車が大幅に遅れ、昼の12時到着、なんてことがあります。その日に観光する予定だった場所に行けなくなってしまいますね。

こんなとき、空白日があれば予定通り観光することができます。


2つ目は、思いがけない出会いがあるから。

ガイドブックを見て綿密に下調べをしたとしても、あなたはその国のすべてを知っているわけではありません。旅先で出会った旅人から情報を聞いて、行ってみたい町や観光地が増えたりします。そうしたスパイスをとっさに加えられるように、予備日を適度にちりばめておきましょう。


帰国フライトの前の日には空港の街に戻っておくこと。

バックパッカー旅では、突然どんなアクシデントが起こるかわかりません。バスや列車は大きく遅れることもあります。

そのため、帰国フライトの当日ではなく前の日にはもう、空港の街に戻っておきましょう。

たとえばタイに行くなら、前の日にはバンコクにはいるべきです。ドンムアン空港のそばに宿をとる必要はないですが、バンコクにはいるようにしておきましょう。


日本人を見かけたら話しかけてみよう!

特に困ったことがなくても、旅先で日本人、特にバックパッカーを見かけたら話しかけてみましょう。

バックパッカー放浪の醍醐味は、出会いや交流にもあります。バックパッカーたちは楽しい旅の冒険譚を持っていますし、ユニークな人生を歩んできている人が多いです。彼らとのおしゃべりはきっと面白いものになりますよ♪


「ちょっとぐらいだまされてもいいや」と考えて。

バックパッカー放浪、特に東南アジアや発展途上国では、フレンドリーな顔で言葉巧みにだましてくる人が多いです。うかつに人を信じてはだめ。

かといって、話しかけてくるものをすべて拒んでしまうと、旅はとたんに味気ないものになってしまいます・・・。

なので、人から話しかけられたら、ときにはそれに応じてみましょう。何かの誘いを受けたら、ときには同行してみましょう。

何が安全で何が危険か、その線引きは難しいものですが、体験の中で嗅覚を磨いていくしかありません。また、ベテランバックパッカーでもだされたり不快な思いをさせられてしまうことはあります。

バックパッカー放浪をノートラブルで終えることは不可能なので、「ちょっとくらいだまされてもいいや!」という気持ちを持っておきましょう。

東南アジアなら、ボッタクられるとしてもせいぜい数千円程度です。


ただし、お酒の絡む誘いにはついていかないほうがよいです。あなたが女性ならなおさら!



まとめ

いかがでしたか?

アドバイスをたくさん読むと、「なんだか気を付けるべきことがたくさんあって大変だなぁ」と感じてしまうかもしれませんね。

でも、大丈夫です!

筆者は初めてのバックパッカー放浪の際、ほとんど何も知りませんでした(笑)「地球の歩き方」すら持っておらず、現地でどうやって移動するのかも知りませんでした。

ホーチミンのホテルのカウンターに「カンボジアまでタクシーでいくらかかる?」と尋ねて、大笑いされたのを覚えています(笑)彼らは、「日本領事館が近くにあるから、そこに行って情報をもらってきなよ」と教えてくれました。

こんなふうに、無知の行き当たりばったりでもどうにかなるものなのです♪


バックパッカー放浪は、「やりたい!」という気持ちさえあれば、あとはどうにかなります(笑)そのバイタリティこそが、一番大切です(^_-)-☆

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