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なぜガイド霊に尋ねるのか?ガイド霊は何を告げるのか?

チャネリング相談をご依頼される方に、考えてほしいことがあります。

霊聴や霊視を操る方に、考えてほしいことがあります。

 

 

なぜガイド霊に指針を求めるのか?

あなたはなぜ、ガイド霊に指針を求めたのでしょうか?

目の前の問題に対して、自分の見解や医者の意見、友達のアドバイスなど、指針となりうるものは幾つかあったはずです。

しかし、「目の前に見える状況」でも「科学的な数値」でもなく、ガイド霊に指針を求めたということは、「目の前に見えている状況が正しいとはかぎらない」と思ったからではないでしょうか?

「私には思いもよらない意外な指針が出てくるかも」と思ったのではないでしょうか?

 

それなのに、ガイド霊の見解を聞いてみて、「いいえ、旦那は今の生活に満足そうなので現状維持を続けますね」という判断をするならば、ガイド霊に指針を求めた意味はない、と言えます。

 

ガイド霊に指針を求めることは本来、「人の目からは右の道が正しいように見えるが、事情を色々把握しているガイド霊としてはどう判断するのだろうか?」ということを尋ねるものです。

 

 

ノアの方舟のはなし

旧約聖書に綴られるノアの方舟の話を、知っているでしょうか?

ノアという男性は、霊聴で「大きな方舟を作って動物をオスメス1匹ずつ乗せなさい」と啓示を受け、その通りにしようと考えました。

皆は楽しく暮らしているのに、ノアは一人、懸命に方舟づくりに汗を流しました。周りはノアをキチガイ扱いします。それでもノアはめげずに、啓示の通りにしました。

するとやがてその地には、3日3晩降り続くすさまじい大雨がやってきたのです。方舟に避難したノアとその動物たちだけが大雨を生き延び、次の文明を作っていった、というお話です。(大体こういう話だと思います)

 

平和に見える暮らしの中で、「大きな方舟を作りなさい」なんていう啓示は、バカげた話なのです。しかしそれを実行することで、未来に「なるほど、こういう事情だったのか」とわかることがあるのです。

 

チャネリングというのは、基本的にはこういうことのためにあります。

 

 

自分のやりたいことの背中を押してほしいだけ、という人が多く・・・

チャネリングを求める人の中には、今自分のやりたいと思っていることの背中を押してほしいがため、という人も多いです。

たとえば、「仕事が嫌なので在宅で働こうと思うのだが、どうだろうか?」と尋ねます。通勤が嫌だなんて怠惰なことだから、良くないよなぁという思いがありながらも、自宅に逃避したいのです。「在宅ワークも良いのではないか」とガイド霊がお墨付きをくれることを期待しています。それなら、もし親や友人が「在宅なんてやめときなさいよ」と反対したとしても、貫きとおす動機になるからです。

 

しかし、ガイド霊が「いいや外部通勤を続けたほうがよい。アクセサリーを売りたいなら今の仕事を続けながら余暇にやったら良い」と、自分の願望とは違うことを告げてきた場合、そのとおりにはしないのです。

 

私としては別に、チャネリング相談の回答に対してご依頼者さんがどう動こうと怒りはしませんし、「ご自由にどうぞ^^」と思っています。が、「自分の見解と違うなら言うとおりにはしない」という考えなら、チャネリングに頼らないほうがよいです。

「都合のよいことだけ採用する」という考えでいると、低級霊にそそのかされます!低級霊と繋がっている霊能者を妄信してしまいます!

また、成長もできませんし、人生を新しいステージに進んでいくことも出来ないです。

 

たとえば、「いつかは沖縄でカフェを開きたい」と思っていて、何の苦労もせずにそれが叶うと思いますか?

 

 

理由は気にしないほうがベター

ガイド霊に指針を求めるとき、「なぜそっちの道なのか」その理由はあまり気にしないほうがよいです。理由を知りたい気持ちはよくわかります。理由を尋ねるのも悪くはないです。

が、結局のところ、本当の理由なんて今は告げられないケースが多いです。

「なぜ高給なのに看護師の仕事を辞めたほうがよいのか?」その理由は、ガイド霊から見えている現実として、「あと2年でコロナが流行って看護師はボロボロになる」とわかっていたりするのです。しかし「コロナという病気が流行って大変だから看護師やめなさい」とは言えないのです。

だから、「あなたは若さを保ちたい興味が強いでしょう?看護師ではなく脱毛エステで働いたらよいのでは?」と違う理由を告げたりします。

「本当の理由を告げるわけにはいかない」というケースは、たくさんあるのです。

 

 

ガイド霊はあまり厳しい指令を出さなくなったが・・・

集団アセンションがもう現実的でなくなり、ガイド霊たちはもう、あまり厳しい指令を出さなくなっています。「親と絶縁して沖縄で暮らしなさい」とか言わないです。

困難に堪えろ!というつもりで「在宅ワークはやめておけ」「その仕事をもう少し続けなさい」「その彼と別れなさい」「離婚をしなさい」と言いたいわけではないのですが、「大きな困難を伴う」とご依頼者さんが感じられる指令には、やはり反発したくなったり、疑いたくなったりするでしょう。

そうなるともう、ガイド霊との関係性は上手くいかなくなります。

 

 

「飛行機に乗ってどこかに行く」くらいの覚悟は持っておいたほうがよい

ガイド霊はあまり厳しい指令を出さなくはなっています。

が、「飛行機に乗ってどこかに行く」くらいの覚悟は、持っておいたほうがよいです。海外に行けという意味ではなく、大阪から東京へ、東京から沖縄へ、九州から東京へ、といった意味です。あなたの何か喜ばしい未来のために、それくらいの行動は必要だったりするのです。

カフェを開きたいとしても、恋人がほしいとしても、朝起きたときに玄関の前に置いてあったりはしないです。

スピリチュアルとはそういうことではありません。

 

 

現状維持を続けたい人に、チャネリングは向かない

生まれた町から出たくない、現状の生活を変えたくない、といった保守的な考えの人に、チャネリングは向いていないと言えます。

現状維持をしたいだけならば、ガイド霊の見解は必要ないです。

また、「その町で生活を続けるためには、高級パン屋じゃなくてフィットネスクラブでインストラクターをやったほうがいいよ」などと勧められても、転職という変化さえしたくないでしょう。ガイド霊としては、高級パン屋が半年後には倒産ラッシュになることが目に見えているので、優しさのつもりで転職を勧めているのですが、「転職なんて大変なこと言わないで!」と思ってしまうでしょう。そしてガイド霊のことが嫌になります。

それなら、少々苦労をするとしても、自分の判断で生きて現状維持を続けたほうがよいです。

 

 

ガイド霊の指示を無視する体験を重ねるべきではない!

ガイド霊の指示に従わないことが、ときにはあってもよいでしょう。

しかし、ガイド霊の指示に従わないという体験を3度も4度も重ねると、つまりはガイド霊のことを信頼できなくなります。すると、本当にガイド霊の指針で大きな決断をしなければならないときが来ても、できないです。

「ガイド霊を信頼できない」という状況にはなるべきではないので、「気に食わない答えなら無視しよっと」といった気持ちなら、チャネリングを頼らないほうがよいです。

 

また、ガイド霊に指示されたことに従いたくない場合、「どうしてもAという選択は嫌なんだが、Bという折衷案ならどうだろうか?」などと、折り合いを付けるような答えを探した方がよいです。無視するのではなく、「それは厳しいから第二選択を示してほしい」といったスタンスをとるほうがよいです。

 

 

啓示とは、極論を言えば「奉仕」と「成長」のためにあります。

極論を言えば、アセンションに導かれるためにあります。

誰もが、「来月の15日、家族を捨ててあの山を越えなさい」といった無理難題を受け入れて実行に移すべきときがくるのです。

輪廻転生を繰り返すのは、要はそれが出来る柔軟な人間になることを目指しているわけです。それを避け続けるなら、輪廻転生は終わらないわけです。

いつかは誰もが、無理難題な指令を乗り越えていく必要が、あるにはあります。

 

スピリチュアルとは、こういうことです。

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