オーラの点数の目安として、「60点あれば通知表で4くらい」「オール60点ならなかなかすごい」といったことをよく書きます。
しかしオレンジとグリーンに関しては、60点ではやや物足りないと言えます。
どちらも、誠実さに直結する色です。
60点だと、社会性はあるが誠実とも言えない・・・
オレンジも、グリーンも、60点あるなら一通りの社会性はあるでしょう。
会社の同僚としてはまぁ及第点です。それなりに仕事をするでしょうし、飲み過ぎる前に帰ってきて明日のプレゼンに備えてくれるだろう、という信頼は持てます。
労働ちゅうくらいは一通りの自制心があり、一通りの責任感がありそうです。
しかし、「誠実な人だね」と太鼓判を押してよいのかと問えば・・・少々黄色信号です。
親友にするには物足りない
オレンジやグリーンが60点だと、「親友にするには物足りない」「親友としては信頼しきれない」という感じです。
会社では愛想よく、仕事もきっちりこなしますが、家や友達の前ではフラストレーションをあらわにするようなところがありそうです。ネガティブな感情を、どこかでは発散しないと気が済まない人です。それが普通だと思っています。
60点でヘコむ必要もない
オレンジやグリーンで60点という採点が出ても、落ち込む必要はないです。それなりのモラルや社会性はあるはずです。社会は上手く生きていけます。
私(たち)のコラムの熱心な読者さんは、初めてオーラ診断をしたときにはオレンジやグリーンが60点だったが、コラムをたくさん読んで、「表面的な優しさでは不充分だな」と気づき、70点、80点と上がっていきます。
「あぁ、もう一回り、二回り上の誠実さが、あったんだ!」と気づくのです。
オレンジの80点は難しいですが、グリーンに関しては常連読者さんは90点に届きます!60点とは30点もの開きがありますね。
しかし、それくらい誠実に他と向き合う人が、世の中にはいるのです。
誠実さの第一歩は本音
グリーンが80点や90点もある人たちは、まず第一に、本音を話そうとします。
たとえば本当に誠実な男性は、「君だけを愛しているよ!」と豪華な花束を差し出したりはしません。「一生一途で居るのは難しいことだって思うんだ。でも君を好きな気持ちも本当だよ。こんな僕だけど、恋愛してくれるの?」と言います。
大抵の女性は、「君だけを愛しているよ!」と豪華なプレゼントを用意してくれることが誠実さだと思っています。
こうしたグリーンの高さは、諸刃の剣なところがあります。
超誠実な人と仲良くなるにおいては、その誠実なふるまいはとても重要なものです。が、資本主義社会で勝ち上がっていくことには向いていません。「お金がいっぱい欲しい」「人気者になりたい」といった成功志向の強い人にとっては、誠実すぎることはマイナスになります。
大して美味しくもないドーナツを「やめられないとまらない!」と笑顔で歌える人が勝ち上がる世界です。
お金が欲しいならそちらを選んで生きればよいですが、心はどこか虚しいままかもしれません。最高の恋人は得られないかもしれません。
60点の人は、偽善をあまり見抜けない
オレンジやグリーンが60点の人は、偽善めいた誠実さをよく発揮します。それがやや偽善であることに自分で気づいていない感があります。
すると、同じように他者が偽善めいた誠実さを発揮しても、それを偽善だと見抜けず、「この人はいい人だなぁ」と好感を持って親友にしたり恋人にしたりしがちです。
相手がグリーンやオレンジで50点しかないのに、「いいやつだな」と感じてしまいます。
芸能界など不誠実で欲深い人ばかりなのですが、その人間関係に違和感を抱かないのは、オレンジやグリーンが60点どまりだから、という感じです。
他人の偽善を見抜けないと、不誠実な人々のトラブルや悩みをやたらと背負わされ続けてしまいます。「あれ?この人の悩みに、私は寄り添う必要はないのでは?」と気づかなくてはいけません。
そのとき、アセンションという住み分けの意味が、なんとなく理解できるでしょう。
この、60点で「自分は誠実」と思っている人は、フリーランスで働く人やワークショップ講師などに多いです。FacebookやSNSで愛想よく宣伝して集客しているような人に多いです。
そのワークショップ講師やフリーランサー、独立自営業者たちの輪の中で生きていくことに幸せを感じているかどうかです。違和感がないならそのままでよいでしょう。SNSで愛想よく宣伝している人たちの精神レベルに少々苦痛を感じるならば、あなたももう一回り誠実さを引き上げ、もう一回り誠実な友人や恋人を作ったほうが幸せになれます。