大学に進んだほうが良いかどうかの基準は?
- acousticlife111
- 2024年3月30日
- 読了時間: 3分
大学というものは、もうすっかり形骸化してしまっています。
あなたやお子さんが高校3年生で進路に悩むとき、こうした基準で検討するとよいです。
大学でしかその資格を取れないなら、進学するとよい
希望している職業の資格が、大学に行かないと取得できないものなのであれば、大学に進学すればよいです。たとえば学校の先生にどうしてもなりたい、というのであれば現状は大学進学するしかないでしょう。医者を目指す場合などにも言えます。
大学進学が推奨できるケースは、およそそれだけです。
「ある学問を学びたい」なら大学ではないほうが良いかも?
「何らかの学問を深く学びたい」という目的意識なら、今や大学進学は有効では無さそうです。
まず、本気で学びたがっている仲間がほとんどいません。級友がルーズだとどうしても流され、大学であまり勉強がはかどりません。
先生の質は年々落ちています。学生が腐敗しているので先生もやる気を失っています。暗記力ばかり優れ、洞察力やモラルの乏しい先生が増えています。
すると、このような学校に年間100万円以上もの学費、その他諸経費で200万、300万を払う価値は、極めて低いです。しかし学校は商業主義なので、胸を張って高い金額を取ります。時間もムダにたくさん拘束されます。
そして、今や独学のしやすい世の中になっています。偏差値の高い大学に入れるならなおのこと、本やYoutubeなど使って独学で学べるでしょう。人との交流が必要なら、大学ではない機関に潜り込むと良いです。そのほうがずっと安く、そしてソリッドな人に出会えそうです。
「総合的に何かを学びたい」なら海外放浪が向く
「特定の学問ではなく、大人になる直前に総合的に何かを学びたい」と志すなら、大学進学よりも海外放浪が向きます。
まず東南アジアを10日間くらい旅してみて、出来そうだと感じたらもう世界一周でもしたらよいです。1年間で充分です。大学4年間よりもずっと多くの気づきや技術を得るでしょう!
またはワーホリも良いです。ワーホリも、先に10日間くらい予行練習旅行をしたほうが良いです。
留学はあまりお勧めしません。留学も大学と同じようなルーズさがあります。内容に対して値段が高すぎますし、得られる内容が限定的です。留学は、内容に対して値段が高すぎます!世界一周のほうがずっと濃いです。
「大学費用の代わりに世界一周の費用を出して」と親御さんに交渉してみる価値はあるでしょう。社会の状況を例示しながら、「大学に行っても中身は薄いよ」と説得すれば、共感してくれる親御さんもいそうです。
一番よいのは、2年くらい懸命にバイトして、自分のお金で旅することです。バイトを密に経験することも人生にとても役立ちますね。
モラトリアム目的なら専門学校のほうが良い
「大して学ぶ意欲もないけど、社会人になりたくはない」という大多数の学生にありがちな状況なら、専門学校のほうが良さそうです。専門学校のほうが緩いからです。モラトリアムが目的なら、課題や時間割が厳しくないほうが良いでしょう。
そのような進学を推奨はしませんが、「親の手前どこかに行かざるを得ない」という家庭は多いのでしょう。
オープンキャンパスは参考にならない
進路相談室も、そしてオープンキャンパスも参考にならないです。オープンキャンパスで先輩の様子を観察しても、学校の実情はわかりません。
オープンキャンパスでスタッフをする学生は、ごく一部の真面目な子です。そういうハツラツな生徒はごく一部しかいないのです。そして、「学校に生徒を勧誘すること」が自分の役目とわかっていますから、高校3年生に対して平気で嘘を付きます。先生や学校に逆らうようなことは、優等生の生徒たちは出来ないのです。
オープンキャンパスは、大学にかぎらず専門学校も、実はあまり参考になりません。どこの学校も、ものすごく虚勢を張っています。