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私と自給自足

「人は自給自足すべき」と書いていながらアンタは農業もDIYも全然やってないじゃないか!と思っている人もいるかもしれないので、私と自給自足について少し、書いておこうと思います。

 

 

私は二十代半ばでスピリチュアルを学びはじめましたが、色んな本を読み漁る中で、「人間は自給自足をすべきだ」と確信しました。色んな本の影響を受けていますが、特に強いのは『フィンドホーンの花』です。

それから私にとってのスピリチュアルは、セッションやらヒーリングやらではなく、「いかに日本にお金の介在しない自給自足の村を造るか」という目標になりました。

私のヴィジョンは、単なる自給自足ではなく、「お金の介在しない暮らし」を造ることです。そのためには、土地をタダで提供してくれる場所を見つける必要がありました。

インターネットを検索してもそんなのは転がっているわけもないので、日本をこの足で歩いてみることにしました。

 

沖縄、四国、九州などを「お金の介在しない自給自足エコヴィレッジを造りたい」と言いながら歩きました。ある人は「面白い!」と言って寝床を提供してくれて、ある人は「バカじゃないのか?帰ってサラリーマンをしろ!」と言いました。

私はあちこちで、畑を手伝ったり、カフェの店番を手伝ったり、キャンプ場の草刈りを手伝ったり、稲刈りを手伝ったりしました。色んなことを少しずつ、あちこちで手伝いましたが、「別に報酬を貰えなかろうが、いくらでもやれるな」と実感しました。私は2歳の頃から自然が好きなので、自然と戯れていることが苦じゃないのです。延々と草刈りをすることも。

結局、決定的な場所も仲間も見つからなかったのですが、「それなら西表島かどっかの山の奥に入ろう」と思いました。正規に土地を借りなくても、勝手にサバイバル生活していても怒られなさそうな僻地です。

霊的真理と自給自足の両方を理解してくれる、実践的な仲間がいなかったので、「一人でやればいいや」と思いました。

東京に戻れなくてもいい。海外旅行も終わりでいい。女性やセックスを失ってもいい。という覚悟がありました。

 

しかし、そんな私に対してガイド霊は、「山に入っては駄目だ」と言ったのです。「あなたは都心で啓蒙をすべきだ」と。

「啓蒙、レイキ伝授、カウンセラーを担え」という意味合いもありましたが、「あなたが自給自足を肩代わりしては駄目だ」という理由があるようでした。

要するに人々は、各々が土に汚れながら農業や家づくりをすべきなのです。「あの人がやってくれるからくっついていこう」ではだめなのです。私が軌道に乗せて、招待してはだめなのです。畑がなかなかうまくいかない、という模索から、人々は乗り越えていかないといけないのです。


さらに私は、エコヴィレッジだけでなく、「家・場所・食・もの」といった物質的なものをシェアすることをあらかた、禁じられました。やってないわけではないのですが、おおっぴらにはやりません。

特に女性が私に対して、住まいや食を依存しようとすることを、避けたいようです。

そうして今は、情報発信やアドバイザーに徹しているのです。

もし私が好き勝手生きるなら・・・

大きな庭の大きな家を手に入れて、格安のシェアハウスやゲストハウスをやるでしょう。庭で家庭菜園をしたりDIYで家をリフォームしたりして、それを来客者と一緒に楽しみながら、SNSで披露しながら暮らします。音楽や芸術をやるスペースを設け、大きな本棚を設け、多目的な家にします。

特に、親御さんに頼れない人を受け入れて助けます。


しかし、そうこうしているうちに、「誰もが自給自足をすべき」というフェーズではなくなりました。

 

 

私は、農業や自給自足を避けているわけではないのです。

農業について詳しいわけではないですし、DIYが得意なわけでもないです。しかしそれらへの興味は強く、まぁ時間さえ貰えれば、不格好なものならやってのけるでしょう。今ではそれをやり続ける体力もないですが、1か月貰えればそういう生活に適応は出来そうです。

 

「今それを実践してはいないけど、そういう模索を経てきた人なんだよ」ということは把握しておいてもらったほうが宜しいのかな、と思います。決して農業が得意ではないです。しかしその状況になれば、草刈りでも稲刈りでも、いくらでも手伝います。

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