魂ミガキには「段階」がある
- acousticlife111
- 2024年5月26日
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魂ミガキというのは、真面目に仕事が出来るようになったら優秀というわけではありません。
それぞれに段階があり、人生は自分の段階にあった壁にぶち当たります。
「苦手!」と感じるものが、あなたにとってのメインテーマ
要するに「苦手!」と感じるものが、あなたの人生にとってのメインテーマであることが多いのです。
多くの人にとって、進学校に進むくらい勉強が出来るようになることは苦痛です。彼らにとって「まともに勉強をすること」は今生における大きな課題です。
しかし、勉強があまり苦じゃない人もいます。80点とることがあまり苦じゃない人もいます。
彼女は「私の魂ミガキは上手くいっている!」と優越感に浸るかもしれませんが、勉強が苦じゃないのは「過去世のあなた」が知性を磨いたからであって、今生のあなたは魂があまりレベルアップしていないのかもしれません。
あなたにとって重要なのは、95点とることではなく、全然違う分野のことを克服することです。
勉強がとても得意でも運動が苦手なら、あなたにとっては運動を頑張ることこそが「魂ミガキ」です。
そうでないと、いくら5教科で優秀な点数をとったところで、「魂ミガキ」としては全然成長できていません・・・。
親に与えられたものが出来るのは当然
親に与えられた分野で得意なのは、ある種当然なのです。
教育ママな親元で生まれたなら、勉強が出来るのは当然なことで、「魂ミガキ」の観点から言えば別に優越感に浸れることではありません。
あなたにとって重要なのは、名門大学に入れるくらい学力があるとわかったとき、「そこでどうするか」です。
大抵の人は、「お金や名声、安定に流されずに、自分らしい人生を貫けるか」が試されています。
極端に言えば、大学に入るブループリントを持った21世紀生まれはほとんどいません。「あなたらしい人生」は、大学ではない道に進んでも、進んだ方が、はかどるはずです。
あまり頭のよくない子にとって、大学に行くことはとても大変です。しかし頭の良い子にとって、「大学に行かないこと」はとても大変です。しかしその子にとっては、その冒険が出来るかどうがか、試されていたりするのです。
麗しい人は、ワイルドになることが魂ミガキ
私立の学校では、テーブルマナーを学んだり敬語をしごかれたりするでしょう。ファーストレディーになれそうなマナーを身に着けることが、立派な大人の証だと教わります。しかし、私立の学校で育ったなら麗しいふるまいが出来るのは当然なことです。
上品に育つ人にとっては、バックパッカーのようなワイルドなことが出来るようになることこそが「魂ミガキ」です。
ヤンキーの女の子は、敬語の練習をがんばったほうがよいです。
しかし麗しい子は、ワイルドになることをがんばったほうが良いのです。
「上品な家庭に育ったからワイルドは無理!」じゃない
上品な家庭、都会的な家庭に育つと、「私はこういう境遇だから、ワイルドになるのは無理なことなのよ」と言い訳してしまう人が多いものです。
しかし、そうではないのです!
それはあなたの成長のためのヒッカケで「親から教わってないんだから無理に決まってるでしょ」という壁を乗り越えて、不得意なことを克服するのが、人生設計なのです。
上級天使は多くの場合、こういう課題を持ちます。
勉強も出来、上品です。しかし自然に飛び出したり、親から離れて旅することが苦手だったりします。そして彼女たちは、自分が見下していたような人々が自分にとっての教師であることに気づきます。そして人は互いに成長していきます。
「尊敬する人」と自分とのギャップを埋めていこう
あなたの尊敬する人は、何が得意なのでしょうか?どういう部分を尊敬しているのでしょうか?
それに対して、あなたが苦手なのは何でしょうか?ただ尊敬して本を買うのではなくて、「彼に出来てあなたに出来ないこと」を克服していきましょう。
尊敬というのは、そのためにあります。
立派な人は、ひれ伏すために存在するわけではないのです。真似るためにいます。