ゲストハウスとホステルはどう違うのか?
- acousticlife111
- 1月31日
- 読了時間: 4分

安宿を探していると、「〇〇ゲストハウス」というものと「〇〇ホステル」というものであることが多いですよね。でもドミトリーを備えて大きな共有スペースを持つ点で似ています。どこが違うのでしょうか?
「古き良き」「ノスタルジー」を求めるならゲストハウスがよい
ゲストハウスは本来、「民泊」の意味でした。
バックパッカー旅行(貧乏旅行)が台頭してきた1970年頃、そういう層のために自宅を開放・改築して安い宿泊施設を営む人たちが現れました。
そのためゲストハウスは、「大きな一軒家」であることが多いです。そして、昔ながらの木造建築や伝統家屋が多いです。
家族経営やそれに近い人情的な経営スタンスであることが多く、経理などあんまり細かくやっていないので、料金をマケてくれたり朝食を2回付けてくれたり、などの温かいサービスも多くなります。
「駅まで車で送ってってやろうか?」なんて言ってくれるのも、ゲストハウスが多いです。
しかし、設備があまり揃っていなかったり、古かったりすることが多いです。ドライヤーなんかは無いかも?
高効率により「安くて高機能」を実現したのがホステル
ホステルは、「え!こんなオシャレなとこなのにゲストハウス並みに安いの!?」と驚かされるところが多いですよね。
そのカラクリはというと、フロントやリビングなどの共有スペースはオシャレに凝った造りで、ドミトリーベッドの個人部分が超コンパクトなことが多いです。近年ではもう、カプセルホテルのような天井の低いベッドですよね。
1つの部屋に20個もベッドがある、というような造りで、設営も管理も効率化を徹底しています。そのぶん、シャワールームは小ぎれいなシャワー室と洗面台がずらりと並び、ドライヤーもある、ハンドソープまである、というような便利な性能です。
スタッフの対応はまちまちで、ゲストハウスのようなフレンドリーな人が笑顔で優しく対応してくれることもあれば、サバサバしたバイトくんが会計をするだけだったり、効率化によりほぼ無人のオートロック仕様、みたいなこともあります。
宿泊施設としてとても高コスパではあるのですが、「古き良き人情」みたいなものはあまり期待できません。また、泊まる旅人もゲストハウスよりはサバサバした人が多くなります。
ゲストハウスは減少傾向・・・
昔なじみのゲストハウスは、世界中で減少傾向です。善意と人情によって24時間対応をやってきた感があるため、担える人が少ないのでしょう。
しかし格安で泊まりたい旅人のニーズがあることはわかっているので、ホステルという効率化されたかたちでゲストハウスの後釜を継いでいます。
バックパッカーをやりたがるような人は、本音としてはゲストハウス的な素朴な宿に泊まりたいのではないでしょうか?しかしその数は少なく、あったと思っても旅館や民宿のようなちょっと高級志向の木造建築で、「あれ・・・」となります。だからホステルで妥協します。
または、古き良きゲストハウスの人情体験を知らないミレニアム世代などは、「古臭いゲストハウスよりホステルのほうが全然いいじゃん」と思っているかもしれません。ホステルにもそれなりに交流はありますしね。
しかしゲストハウスとは、ホステルよりもさらに温かい場所だったのです。
日本のゲストハウスは趣旨が変わってきた・・・
日本人のバックパッカーはとくに、ゲストハウス的な人情体験や素朴さが好きです。そういう層が一定数いることを、安宿界隈の人たちは知っています。
1泊2,000円で泊めることに経営的な苦しさを感じはじめた現代では、「うちは素朴な木造家屋で、家族経営の人情がありますよ」というのをウリにして、ドミ1泊3,000円、4,000円をとるようなゲストハウスが増えてきています。
4,000円払ったらヘタすりゃ格安のホテル個室に泊まれちゃうんですけど!?
ゲストハウスとは、昔は「安くて人情があった」のですが、現代では「人情がある代わりにそれなりに高い」というものに変わってきています。
「素朴な木造だから安かった」のですが、「頑張って素朴さを再現したので高い」というものに変わってきています。
つまり、ゲストハウスの性質が旅館やペンションのそれに近づいてきています。
うーん。これでいいのだろうか・・・?
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