今さら聞けないＬＣＣ

海外旅行って、ものすごく高額なものだと思っていませんか？

たしかに、２００７年ぐらいまでは、けっこうなお値段のするものでした。

ヨーロッパに飛行機で飛ぶだけで１０万円以上しましたから、海外旅行なんてものはボーナスでも出ないと手が出ないシロモノ・・・という印象でしたよね。

でも、２００７年くらいから、「ＬＣＣ（格安航空会社）」というものが台頭してきて、飛行機代はグーンっと安くなりました！航路にもよりますが、東南アジアなら半額以下ですね！

そしてバックパッカーというスタイルでの旅の場合、現地での旅費はあまり掛かりません＾＾

すると今どき、東南アジアを１週間周る程度なら、５０，０００円でもお釣りがくるくらいです♪

このぺージでは、ＬＣＣ格安航空券について、わかりやすく解説します。

たった５分であなたもバッチリＬＣＣが理解できますよ♪

ＬＣＣ（格安航空会社）は従来の大手会社よりもずっと安い！

ＬＣＣとは、ローコスト・キャリアの略で、「安い航空会社」ってコト。

その名のとおり、従来の大手会社よりもずっと安いのです＾＾

日本で言うと、

従来の会社→ＡＮＡ、ＪＡＬ

ＬＣＣ→エアアジア、ジェットスター、バニラエア、ピーチエアetc

（ジェットスターやエアアジアは日本の会社ではありませんが、日本発着の便数が多いです）

聞いたことある会社名でしょう？テレビＣＭもよく見かけますね。

ＬＣＣなら、東京―沖縄往復でも１０，０００円ちょい！

たとえば、従来（２０１０年くらいまでかな）の料金相場だと、「沖縄２泊３日２９，８００円！」と言ったら、たしかに激安だったのです。

東京－沖縄は、バースデー割引など使っても片道１２，０００円くらいしましたから。

でも、ＬＣＣが台頭した今、「沖縄２泊３日で２９，８００」なんてのは、ぜんぜん安くはないのよ！？

ジェットスターやバニラエアなら、東京－沖縄は片道６０００円で買えちゃうのです！往復でも１２，０００円。

すると、バックパッカースタイルで２泊３日なら、ヘタすりゃ、旅費全部・・・食費やレジャー費やサーターアンダギー代を含んでも、２０，０００円で済んじゃうのですよ（笑）

格安セールをやっているときなら、片道３，０００円くらいまで下がりますね！手数料などがなんだかんだとかかりますが、それでも片道４，０００円、往復８，０００円で済んでしまうでしょう♪

安い理由はサービスの簡略化。でも若者やバックパッカーには充分な質。

もちろん、ＬＣＣは安いぶん、サービスは簡略化されます。

空港では、搭乗口が遠いのでいっぱい歩かなくてはならないし、機内では、食事やジュースは別料金です。

逆を言えば、その程度の差しかないので、歩く距離や食事の追加注文を面倒くさがらないのなら、ＬＣＣのデメリットなんてのは、ほとんど気にならないと思います＾＾

バックパッカーをやろうとするのは、若い人が多いハズなので、少々歩く距離が長くたって、平気でしょ？

・・・歩くのダルいのは、まぁ否めないけれど、かといって、あんまり歩かなくて済むからって、片道２万円も余分に払う気には、なれないですよね（笑）

パックツアーがＬＣＣを使わないのは、あまり儲からなくなるから。

バックパッカーをせず、個人旅行もせず、パックツアーに申し込んでしまうなら、今でも海外旅行はかなり高額ですね。

なぜかというと、パックツアーではＬＣＣを採用しないことが多いから。

パックツアーがなぜ、大手会社の飛行機を使うかというと、高価なものを使ったほうが、そのぶん仲介マージンも多く取れるからなのです。

これは、パックツアーのホテルが高級ホテルばかりなのも、同じ理由です。

高価な飛行機や高価なホテルを第一優先に考えるセレブさんにとっては、たしかにパックツアーはお得な（ことが多い）んですが、バックパッカーは高級品はあまり望んでいないでしょうから、それならもっとコストカットする手段はあるってワケなのです♪

ＬＣＣなら海外フライトもこんなに安い！

それでは最後に、ＬＣＣの海外フライトの目安をご紹介します。

どれも、従来航空会社の半額くらいですね。

• 東京―バンコク往復：３０，０００円程度

• 東京―ソウル往復：１５，０００円程度

• 東京―台北往復：１７，０００円程度

• 東京―セブ往復：２０，０００円程度

• 東京―クアラルンプール往復：３０，０００円程度

• 東京―シンガポール往復：３５，０００円程度

• 東京―バリ島往復：４０，０００円程度

• 東京―ケアンズ往復：４０，０００円程度

ＬＣＣなら１，０００円や１００円もあるって聞いたけど？

はい。たしかに、ＬＣＣ各社は時々、すさまじく安い爆安セールを行います！

以前よりは爆安セールは減りましたが、それでも各社年に２回ずつくらいは、人気路線を１，０００円、２，０００円くらいでたたき売りすることがあります。

でも、活用するのは難しいかも？

そこには２つの理由があります。

理由その１：セールのタイミングを知るのが難しい！

ＬＣＣ各社の爆安セールは、あまり長い期間はやっていません。長くても３日間くらいですね。しかも、テレビでＣＭが流れることもまず無いです。Ｈ．Ｉ．Ｓ．の新春セールとは違って、毎年時期が決まっていたりもしません。そのため、タイミングを知ることが難しいです。各社のメルマガを登録したり、ＳＮＳで公式アカウントをフォローすると、情報が提供されますよ♪

理由その２：爆安になる座席はもっぱら半年後以降！

ＬＣＣの爆安セールはもっぱら、半年よりも先の座席を売ります。

１月に爆安セールが開催されるなら買えるのは秋口くらいのチケットで、ずいぶん先の旅程を早々に立てなければならなくなります。海外旅行は大抵、３カ月前くらいに航空券を買うので、半年以上前だとちょっと早すぎますよね。

爆安セールを活用して海外放浪をするなら、常に半年以上先を見据えながら旅や仕事のスケジュールを調整していくことが大切です。