レイキの書物やウェブサイトなどを眺めていると、「レイキ」と表記しているところと「霊気」と表記しているところがあります。厳密に言えば、漢字を使うものの中には「霊氣」と表記をするものもありますね。
「レイキ」と「霊気」、それらは何が違うのでしょうか?
「レイキ」と「霊気」は同じもの。
基本的に、「レイキ」と「霊気」は同じものです。
「レイキ」と表記するスクールでアチューンメントを受けても、「霊気」と表記するスクールでアチューンメントを受けても、起こる事象は同じです。
一般的に、創始者の臼井甕男(うすいみかお)氏の教えを忠実に語り継ぐ臼井式霊気や、それに近い日本流のやり方を重んじる伝統霊気では、「霊気」という漢字表記を用います。
それに対して、臼井氏の直属のお弟子さんであるハワヨ・タカタ女氏が海外で普及させ、近代になって日本に逆輸入されて帰ってきた西洋式レイキでは、「レイキ」とカタカナ表記を使います。
これはあくまで慣習によるものにすぎず、そのため日本式霊気の関係者でもカタカナの表記を好む人は「レイキ」と書きますし、逆に西洋レイキの語り部でも漢字の表記を好む人は「霊気」と書きます。同じように、「氣」という字を好む人は「霊氣」という表記に強いこだわりを持って用います。
どちらも一長一短があり、どちらが良いとも言えない。
「レイキ」スクールでも「霊気」スクールでも施されるアチューンメントは同じですが、しかしテキストの内容にはやや違いがあります。
「霊気」表記を用いる流派は真面目さと形式を重んじる傾向にあり、「ひびき(全身ヒーリングをしながらどの部位が弱っているかを感じるとる技法)」の習得を義務付けたり、「五戒」の詠唱や日々のセルフヒーリングを義務付けたりすることが多いです。
それに対し「レイキ」表記を用いる西洋式の流派は、自由と自主性を重んじる傾向にあり、あまり細かいルールを設けていません。
どちらも一長一短があり、一概にどちらの流派のスクールが良いと断言することはできません。
レイキには無数の流派がある。
ちなみに、レイキおよび霊気のテキストは、1つの協会によって厳重に定められたものがあるわけではありません。ティーチャーそれぞれが自分の経験や知識、感性でアレンジを加えることが許されているため、日本流か西洋流かの差以外にも、様々な違い・特色があります。
100%正しい情報を教えるスクールはほぼない(笑)
いずれにせよ、レイキについて100パーセント正しい情報を教えているスクールは、ほとんどありません。(海外にもありません。)
なにしろ、創始者の臼井甕男氏すら、レイキのすべてを理解していたわけではないのです。
どこのスクールに行っても、レイキにおける基礎的なことは教われますが、より正確なことを知りたいならば、あなた自身が守護存在とチャネリング出来るように研鑽し、そしてレイキの真実について彼らに真摯に尋ねるしかありません。
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