レイキを習いたいと願う人には、自分や親族の重い病気に直面し、それを治したいと切望している人が多いでしょう。
レイキスクールのサイトや市販本を手にとると、「レイキはどんな病気でも治せる！」と書いていますが、はたして本当なのでしょうか？
レイキについての真実をセキララに書くならば、答えは「NO」です。
レイキは意思を持っている。
レイキは、理論上はあらゆる病気やケガに有効と言えます。細胞の再生を促進する効果があるからです。
しかし、レイキは「意思を持っている」のです。
レイキには「自動調整」（ヒーラーが頑張らなくてもレイキ自身が必要なエネルギー量を調整してくれる）という特性がありますが、これは、受け手当人のガイド霊（守護霊）が管轄しています。
「ブループリント」や「使命」、「運命」「カルマ」といった言葉を聞いたことがあると思いますが、つまりガイド霊は、主人（あなた）の使命やカルマなどの事情を考慮しながら、病気・ケガを治癒するかしないかを決めているのです。
この仕組みを理解しているレイキティーチャーはとても少ないです。
レイキの始祖臼井さんは６２歳で亡くなっている(笑)
なにしろ、レイキの創始者である臼井甕男（ウスイミカオ）氏自身が、６２才という若い年齢で死去しています。レイキがあらゆる病気やケガを完治させるなら、人生をレイキの普及に捧げ続けた（＝毎日レイキを行い続けた）臼井氏は不老不死であり続けるはずです。しかし、そうはなりません。
末期がんやエイズなど、不治の病と言われるような難病でも治ってしまう人も、たしかに存在しています。しかし、すべての人のすべての病気・ケガが完治するわけではないのです。
寿命が近いなら治らない。使命に関連する病は治らない。
では、どのようなケースで完治し、どのようなケースで治らないのでしょうか？
まず、生前に定めてきた寿命が近付いている人は、治ることはまずありません。寿命は、次の輪廻転生に関連してくるため、寿命を無視して大幅に長生きすることはまずありません。
寿命が近い人でも、霊的な現象に心を開くためや、親族の頑張りに報いるために、「レイキを試した直後に少し好転する」というようなプロセスを経ることはあります。
次に、使命に大きく関連する病気は、治ることはまずありません。
たとえば、子育てのスペシャリストとなるために、パニック症を携えて生まれてきた女性がいます。彼女のパニック症が完治してしまうと、キャリアウーマンになってしまったり芸能人になってしまったりして予定してきた子育てという使命がないがしろになってしまう懸念が膨らみます。そのためこの女性の守護存在は、パニック症という病気を保ち続けるように計らうでしょう。
生活習慣の乱れで発症した病気も治らない。カルマの責任をとるべし。
次に、生活習慣の乱れによって発症した病気についても、レイキで完治することはまずありません。
食べすぎや偏食、喫煙、飲酒、運動不足などのだらしない生活習慣は、努力と真摯な心掛けで改善すべきものです。それを示すために病気というサインが出るわけなので、その病気をレイキが解決してしまうと、当人は反省をしなくなってしまいますよね。ですからやはり、どれだけ熱心にレイキをしても治らないでしょう。
同じガンでも、激しい喫煙によって起きた肺ガンは、レイキでは治らないでしょう。しかし、「なぜ起きたのかわからない」というガンの場合は、レイキ生活で治ることがあります。
「スピリチュアルな視点」とは、カルマの理解。
レイキに携わるとは、こうした「スピリチュアルな視点」を持つことが大切なのです。
勘違いしてしまっているスピリチュアリストが非常に多いのですが、スピリチュアルな視点とは、「不思議なツールで病気が治る・夢が叶う」というものではありません。
使命や寿命、カルマなどの道理を理解し、より前向きに真摯に生きるようになることを言うのです。
いや、実際問題としては、「魔法の力であなたの願望を叶えましょう！」
といった誘惑的な宣伝文句で商売をしているレイキティーチャーやヒーラーが多いわけなのですが、彼らはつまり、本当のスピリチュアリズムを理解しておらず、本当のレイキを理解していないのです。
レイキティーチャーを見極める基礎的な基準になる。
レイキを習いたいと思ったとき、レイキティーチャーを誰にしようか迷うでしょう。
そのときの恰好の基準になります。
「レイキはどんな病気も治します！」と書いている人は、レイキのことも霊的真理も理解できていないので、伝授を受けないほうがよいです。
「レイキで治らない病気もあるよ。生活のだらしなさから起きた病気なら、レイキにすがる前に生活を改める努力をしようね」などと書いているティーチャーは、検討する価値がありそうです。
治る病気も、すぐに治るものではない！
「１度のレイキヒーリングでガンが治った！」などと書いているのを良く見かけますが、こうした記述をする人もティーチャーとして信頼できないです。
レイキは基本的に、「レイキ生活を継続していくことで徐々に健康体になっていく」という類のものです。そう思っていたほうよいです。
１度のレイキヒーリングで病気やケガが大幅に改善する事例が、ないわけではないのですが、それは特例ですね。奇跡のようなことが「起こりうる」とは言えますが、それが通常なわけではないですし、受講希望者にそのような期待を持たせるのは不誠実です！
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