何の気なしにレイキヒーリングを受けたときに、強烈な神秘体験をすることがあります。生まれて初めての霊視や霊聴(天啓)がレイキを受けたときだった、という人は多いでしょう。
そこまででないにしても、レイキのエネルギーがポカポカ温かいのを不思議に感じたり、遠隔ヒーリングなるものが本当に飛んでくると体感してビックリしますよね。
そんなときに、「私はレイキに出会う運命だったんだわ!そしてヒーラーになるんだわ!」と意気込む人は少なくないです。
レイキにいたく感動したとしても、ヒーラーになる使命とは限らない。
興奮する気持ちはよくわかるのですが・・・レイキで派手な神秘体験をしたり、レイキにいたく感動したとしても、あなたがヒーラーになる使命とはかぎりません。
「ヒーラー」というと、おしゃれな格好をしてイベントを開き、多くの人を不思議な力で癒してあげて収入を得る・・・そんな人物像をイメージしているでしょうか。
レイキとは本来、商業ヒーラーになるためのものではないのです。
「レイキ伝授を受けて手に職を!」「1日でセラピスト活動が出来る!」などと宣伝するレイキティーチャーは多いのですが、それはレイキの本来の姿ではないのです。
レイキのセッションでお金を頂戴することは悪くはないのですが、商業ヒーラーとして生計を立てていくようなことをイメージしているなら、ちょっと立ち止まりましょう。
レイキを1度や2度受けても、人の病気は治らない。
レイキは病気治しのハンドヒーリングです。実際にレイキは、数多の病気を治してきています。
とはいえ、30分のヒーリングを1度2度受けただけでガンや糖尿病が治るわけではありません。
レイキは基本的に、毎日のように継続的にヒーリングを行うことで徐々に病気を治していきます。徐々に病気になりにくい体を作っていきます。
すると、たまにレイキを受けるだけはあまり意味がないのです。
レイキで病気治しをしたいと思った人は、サロンに通うのではなく、自らもレイキ伝授を受けてレイキ実践者になっていきます。
「レイキで人の病気を治してあげたい」と思っても、それは実際には難しいことなのです。
「レイキヒーラーとして稼ぎたい」と思っても、週に2度もサロンに通うような人はほとんどいないのです。
レイキに感心した人は、自分でレイキ実践者になっていく。
レイキヒーリングを、ビジネスとして用いるのは難しいです。
レイキに感心した人は、何度か他者のヒーリングを受けたあとは、自ら伝授を受けてレイキ実践者になっていくからです。
「レイキヒーリング 30分3,000円」といったセッションメニューを掲げているスピリチュアルサロンはあちこちにありますが、これを継続的に利用する消費者はほとんどいません。
商業セッションとして、レイキは成り立ちにくいです。
レイキは何のためにあるのか?
レイキに感動するとき、最初は霊視や霊聴などの神秘現象に対しての驚きが多いでしょう。
しかしレイキを知っていくと、それが病気治しの手技であると知ります。
レイキの伝授を受けてレイキ生活を続けていくと、着実に健康体になっていきます。持病の幾つかが治るでしょうし、風邪や病気にかかりづらくなるでしょう。
霊感が強くなり、ガイド霊(守護霊)から導きを受けるようになると、人生や真理に対する多くの気づきを得ます。そして精神的に成熟します。また、導きの中には挑戦的なものも多いはずで、それに従っていくと人間的にどんどん成長します。
レイキは本来、「奉仕」と「自己成長」のためにあるのです。
レイキに感動するのは良いことなのですが、「売れっ子ヒーラーになるぞ!」ではなく、あなたの魂を研ぎ澄ましていくための素晴らしいツールなのだと気づいてほしいところです。
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